ハル・エンジニアリング株式会社の自社製品の歴史を語る(Ⅰ)

これからはソフトウェアの時代だ!という世の中の声を耳にし、それまで大学では機械工学を学んでいた私が、「ソフトウェアね・・そんなに世間が騒いでいるならちょいとだけ覗いてみるか・・」と親戚がやっている会社には入社せず、ハルに入社しました。(あまりにも居心地が良かったので今に至る^^;)

その当時本社の自社開発部隊がメインでやっていたのが蒸留自動制御装置(DICOS:Digital Integrated Control Operating System/Digital Instrument Control System)シリーズです。

東京科学精機株式会社、現在の(東科精機株式会社)さんとの共同開発の製品で、ハルがマイクロプロセッサ(MPU)を組み込んだ制御装置を担当しました。

■新記事抜粋でお伝えすると・・。
同装置は研究用から中規模プラント用の蒸留装置による作業を安全に自動化し、無人運転を可能にしたもので、従来、技術者が長時間立ち会って監視、操作していたのに比べ、人件費、運転ミス及び個人差による品質のバラツキといった問題を解消したとしており、業界で初めての装置であるという。(以降は↑新聞記事を参照してください。)

DICOS-2000シリーズ(↑)

DICOS-N-300(↑)パソコンが普及している世情に合わせて、CRT,FDD,汎用キーボードを付け機能を充実。

DICOS-500(↑)シリーズ

当時ハルに在籍したハードウェア担当の社員(I東さん)のスキルが高く、傍で見ていてかなり勉強させて頂きました。画像にある専用装置の部分は、ハードウェアに関する全ての部分だけでなく機構設計もこなしていて、本当に自分たちが手作りで最終完成まで漕ぎつけるという感じでした。ですからソフトウェアがやりたいと言って入社した私も、色々な場面に参加させて頂いたと記憶してます。(えっ、それ私担当ですか!?が多くの場面でありましたよ・・ははは)ソフトウェアのお手伝いとしては、プリンター制御や、XYプロッター制御を担当させて頂きました。ちなみにソフトウェア担当メイン技術者は(S木さん)でした。

この時期のハル・エンジニアリング株式会社は、大手企業さんの製品開発をお手伝いさせて頂く部隊と、自社開発を行う部隊と両輪で頑張っていましたね。

私がこのブログ上でハルの自社開発の歴史を語る理由は、今時のネットワークの時代に、弊社が過去に手掛けた自社製品やお付き合いした企業さんの名前を検索かけても見つからない事実を目の当たりにしたからです。歴史が紙ベースでしか残っていない事実に”これではダメだ!”と思い、資料のデジタル化を進めながら、発信を行い始めました。

記憶違いが発生したらその都度修正してまいります。<m(__)m>

私はお爺さんとなりましたが、過去の歴史を残す作業と、「未来への挑戦」を行ってまいります。

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創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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