ゴジラと35人の海賊(新プロジェクトX~挑戦者たち~)白組の出発点は部活動からだった・・。
先日放送された「新プロジェクトX〜挑戦者たち〜」を観た。
白組の実績については、私が改めて語るまでもなく、世の中──いや、世界中の多くの人々が知るところだ。だから、ここでわざわざブログに綴る必要もないだろう。
白組に関して興味のある方は、たとえば
(新プロジェクトXで『ゴジラ-1.0』のVFXに迫る!白組の挑戦と山崎貴監督、阿部秀司の絆 – Film Goes with Net)や(株式会社白組 OFFICIAL WEBSITE)などをご覧いただきたい。
私が番組の中で特に心に残ったのは、「白組が、意外にも“部活動”のような形から始まった」というフレーズだった。
実は、ハル・エンジニアリング株式会社にも「部活動」──その名も「ものづくり部」が存在する。
日頃は大手メーカーの製品づくりに携わり、確かな技術力で貢献している社員たちが、仕事を離れて、自分たちの自由な時間を使って“好きなものづくり”に没頭する部活動だ。
そこから生み出されるのは、いわゆる受託制作で求められるような「依頼されたもの」ではない。自らが“表現者”として取り組む、「世の中にまだ存在しないもの」ばかりである。
何度も試行錯誤を繰り返しながら、自分たちの可能性を信じ、「必ず完成する」と信じて挑戦を続けていく。一つひとつの完成は、通過点に過ぎない。その先にある、さらに高みを目指して、終わりのない挑戦を続けていく。
たとえいつか、「画期的」「前代未聞」「前人未踏」「空前絶後」「歴史的」──そんな称賛を受けるようなものを生み出すことがあったとしても。
私たちは変わることなく、涼しい顔でものづくりを愉しんでいる、そんな集団であり続けたいと願っている。