ふむ・・・、また新たな領域に突入します。『宛 特許庁長官殿!』
恐らく・・いや、間違いなく30年ぶりでしょうか?
かつて私は、特許——いや、正確には「実用新案」の出願にハマっていた時期がありました。
というか、「アイデアを考えて出願する」行為そのものにドップリだったんですよね。
出願書の書き方なんて当然分からない。
そこで、新宿にある「一般社団法人 発明学会」(https://www.hatsumei.or.jp/index.html)に入会しました。出願書の書き方を学ぶためです。
そこからは毎日のようにアイデアをノートに書き貯め、選りすぐりのネタを出願書に仕立てては持ち込む日々。1年も経つ頃には、まあまあ見られるレベルの書類が書けるようになり、最終的に3件ほど実際に出願しました。
(ああ、懐かしい・・あの頃は本当に楽しかった)
驚いたのは、発明学会がいわゆる”趣味の世界の集まり”かと思いきや、
自分の隣で添削指導を受けていたのは、なんとお付き合いのある某上場企業の社員さん。
「あ、あの会社の方まで来てるのか・・!」と驚いたものです。
知的財産って、思った以上に”プロも悩む奥深い世界”なんですよね。
そして、今ふと思い出しました。
当時はネット検索なんて便利なものはなく、自分で足を運ぶしかなかった時代。
だから私は特許庁に何度も通っていました。
目的はただひとつ、自分が考えたアイデアがすでに出願されていないかどうかを”目で見て確かめる”ため。
過去10年、15年分の紙ベースの出願用紙をめくりまくる・・・
1年分だけでもとんでもない量ですからね。
気がつけば1日なんてあっという間に過ぎていました。
その作業の中で、つい口から出てしまうのが、
「みんな同じようなことを考えるんだなぁ・・」という一言。
本当にそうなんです。
”似たような発想”って、不思議と人類共通のパターンなんでしょうね。
でも、だからこそ、その中で「おおおーーっ!そう来たか!?」と、
ちょっとだけ視点や切り口を変えたアイデア——
良し悪しというより、人の心を動かすような”感動”を生むアイデアが、
世に出ていくのだろうと、今でもそう感じています。
さて、そんな私が今回、またひとつ出願に挑戦します。
もちろん自力で書きます。
あれよあれよという間に、ノリと勢いで書き上げて出願しますよ。(ノリって大事。ホントかよ^^;)
そういえば、御年97歳のドクター中松さん。
今なおFacebookなどで「特許を取得しました!」と発信されていて・・ただただ圧倒されます。
(ていうか出願書に「Dr.NakaMats」って書いたら、何かすごそう・・職員全員がひれ伏す、ボソッ)
というわけで、私の挑戦も再始動。
出願は7月28日(月)の週に予定しています。
※ちなみに先行出願されたものは無い!という調査は完了しております。
乞うご期待!
<m(__)m>
考えたあげく、出願書類をINPIT神奈川県知財総合支援窓口(TOP | INPIT神奈川県知財総合支援窓口)さんに電話し、メール添付にて出願書を送って見て頂きました。OKを頂いたので来週出願を致します。まだまだアナログな人間ですから、専門の人の口からOKを貰わないとGO出来ません。(笑)何はともあれGO!です。