過去の開発製品のご紹介。電子手帳自動ダイヤル装置。電子手帳『TEL呼』(てるこ)



令和7年8月4日(月)、
弊社の倉庫から、とんでもないお宝が発掘されました。(実はお宝が3機種残ってます。3台ではなく3機種です。)
今回ご紹介するのは――
電子手帳用・自動ダイヤル装置「TEL呼(てるこ)」
■どんな製品?
当時ブームになっていたカシオやシャープの電子手帳を、電話回線につなげて使うという自社開発アイテム。
電子手帳の「電話帳」機能で表示された番号を、そのまま自動でダイヤルしてくれるという、なかなか画期的な装置です。
■誰が作ったのか?
もちろん我らがハル・エンジニアリング株式会社です。
売れ筋のメーカー商品に便乗・・いや、うまく巻き込んで、自社製品に仕立ててしまうという、なかなか商才を感じる試みだったと思います。

マニュアルもね、手作り感を感じさせるでしょう?

■マニュアルも味がある
見つかったマニュアルは、表紙が緑色の紙で、まさに手作り感あふれる一冊。
それを見て思い出しました。あの頃、自動ダイヤル系の製品を次々と出そうという時期で、印刷機を自社で導入し、マニュアルを印刷・製本していたんです。
創業者・水野和彦が、ガシャンガシャンと印刷機を回しながら、せっせと作業していました。印刷機って、本当に”あの音”がするんですよ。まるで町の印刷所のような、懐かしい響き。
■で、売れたのか?
そこそこ売れました。ええ、本当に。
ただ・・一つだけ問題がありまして。(まあ問題というか、私が個人的にネーミングセンスをね・・ボソッ)
■ネーミングが・・・!(´;ω;`) (しつこいか!?^^)
製品名が「TEL呼(てるこ)」。
・・・なぜその名前にしたのか。
水野さん、きっと歌手の「日野てる子」さんのファンだったに違いありません。
夏になると「夏の日の思い出」を口ずさんでたんじゃないでしょうか。
私はどちらかといえば「東京フラ娘」派でしたけど(おっと話がそれました)。
水野さん、ごめんなさい。ですが、やはりこの製品名はツッコミどころ満載です。
ということで、今回は懐かしの自社製品「TEL呼」のご紹介と、ネーミングだけは再考してほしかったというお話でした。
来週はお盆か・・。久保山に水野さんに会いに行かねば。