第2回CareTEX東京’25夏に行ってきました。

介護系の展示会には、ここ数年必ず足を運ぶようにしています。
というのも、私はライフワークとして「社会の役に立つ製品」をつくることを目指しており、介護の現場にはそのヒントがたくさん詰まっているからです。

これからの介護の世界に本当に必要なのは、もちろん人材の確保もありますが、
私たちの得意とするテクノロジーの活用、異業種との連携、
そして何より社会全体の意識改革ではないかと感じています。

極端に言えば、この展示会に集まった人々の意識・関心・挑戦・行動・想いが、
そのまま社会全体に広がっていけば、きっと未来は変えられる。
そんな希望すら感じた展示会でした。

今回もいくつか気になる製品に出会いましたが、
中でも特に印象的だったのが『旭化成ゾールメディカル株式会社』のAED。
従来の製品に加えて「胸骨圧迫ヘルプ機能」が搭載されており、
これにより生存率が2倍以上になるとのこと。

正直、AEDといえば”電気ショック”のイメージしかなかった私にとって、
「電気ショックだけでは救えない。適切な胸骨圧迫が一次救命の鍵」
という事実を知れたのは大きな学びでした。

さらに、実際に「胸骨圧迫」という人命救助の行為を体験させていただき、
その難しさと重要性を身をもって感じました。
単なる製品の展示というより、”命と向き合う”展示だったと思います。

そして今回もう一つ気になったのが、東京都の助成金制度。
神奈川の企業である私としては、東京都の展示会に来るたびに
「なぜこんなに東京都の助成が手厚いのか・・・」とついつい考えてしまいます。(まあ税収が多いからですけどね)
今回も、都の支援に関するパンフレットを目にしてスタッフの方と話し込んでしまいました。
やはり、最低条件として東京都にも拠点を置き、地方税を納めていないと
その”恩恵”にはあずかれないようです。

そんな中、いつもは素通りするパンフレット類をうっかり(?)某企業さんからもらってしまい、
持ち帰った袋の中にあったのが、あるDVD。そのパッケージには、こう書かれていました。

「宝くじの社会貢献事業として助成を受け作成されたものです。」

・・・出ました、私の悪い癖。「むむむ・・・宝くじ?助成? ひょっとしてウチも対象になるか?」
というわけで、しっかり調べてみました。結果は・・・はい、完全に対象外でした(笑)

結局、「本気で社会貢献したいと思っているなら、身銭を切れ!」
神様から言われたような気がして、ちょっと反省した次第です。

CareTEX東京’25(【公式】CareTEX東京’25【夏】)は8月6日(水)-8月8日(金)まで開催されています。

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です