過去の自社製品のご紹介。『電子部品テスター用マルチプレクサ』

「複数の検査装置からデータを集めてPCに送るだけ」──今聞くとそれだけ?と思うかもしれません。
でも、当時の製造現場ではこれが本当にありがたかったんです。(きっとそうです。OEMでメーカーさんに提供された製品です。)
■何ができるの?
>データ収集&中間処理
同時に動いている複数の電子部品テスターから検査データを一手に集め、必要に応じて軽く処理してからまとめます。
>PCへのデータ転送
おなじみ(?)RS-232CでPCに送信。当時はこの規格が産業機器間通信の王道でした。
>多チャネル対応
最大16台の検査装置をつなげるので、量産ラインの効率アップに直結。



■つまりこんな現場で活躍
>量産品の検査
大量の部品をテスターで一気にチェック。その結果を一元管理。
>自動検査システムの中核
複数の検査ステーションのデータをまとめ、現場全体の流れをスムーズに。
今ではUSBやLANで一瞬のやり取りですが、当時はこのマルチプレクサがデータの”交通整理係”として、製造現場を支えていたのです。
今回は、過去の自社製品『電子部品テスター用マルチプレクサ』をご紹介しましたが、当時の情報がほとんど残っていないのが実情です。
どのように皆さまに伝わったか気になるところではありますが、これは間違いなく当社が挑戦した”ものづくり”の記録。
後世に残すべきだと考え、ここに記しました。ご理解いただければ幸いです。