過去の自社製品のご紹介。『電子部品テスター用マルチプレクサ』

「複数の検査装置からデータを集めてPCに送るだけ」──今聞くとそれだけ?と思うかもしれません。
でも、当時の製造現場ではこれが本当にありがたかったんです。(きっとそうです。OEMでメーカーさんに提供された製品です。)

■何ができるの?
 >データ収集&中間処理
 同時に動いている複数の電子部品テスターから検査データを一手に集め、必要に応じて軽く処理してからまとめます。

 >PCへのデータ転送
 おなじみ(?)RS-232CでPCに送信。当時はこの規格が産業機器間通信の王道でした。

 >多チャネル対応
 最大16台の検査装置をつなげるので、量産ラインの効率アップに直結。

■つまりこんな現場で活躍
 >量産品の検査
 大量の部品をテスターで一気にチェック。その結果を一元管理。

 >自動検査システムの中核
 複数の検査ステーションのデータをまとめ、現場全体の流れをスムーズに。

今ではUSBやLANで一瞬のやり取りですが、当時はこのマルチプレクサがデータの”交通整理係”として、製造現場を支えていたのです。


今回は、過去の自社製品『電子部品テスター用マルチプレクサ』をご紹介しましたが、当時の情報がほとんど残っていないのが実情です。
どのように皆さまに伝わったか気になるところではありますが、これは間違いなく当社が挑戦した”ものづくり”の記録。
後世に残すべきだと考え、ここに記しました。ご理解いただければ幸いです。

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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