シロアリの羽から認知症VRまで!?展示会で見つけた面白研究レポ。『大学見本市』

大学の研究テーマを一堂に集めた展示会に行ってきました!
いや〜、今回も端から端まで舐め回すように見て回り、面白そうなテーマには次々と飛びついてきましたよ。
私の”琴線ビンビン”レポート、ぜひお付き合いください。


■シロアリの羽で水問題に挑む(龍谷大学)

「シロアリのハネを再現し、水問題に挑む」。
この一言でもうノックアウト!

自然界をヒントにする技術=バイオミメティクスは、サメ肌の競泳水着やフクロウの羽を応用した風車、蚊の針の注射針、そして退治したばかりのハチの巣のハニカム構造など、身近な応用例がたくさん。
今回は「テングシロアリの羽」を模倣した光応答性の表面で水問題に挑む研究。昆虫の羽が地球規模の課題を解決するかもしれないと思うとワクワクが止まりませんでした。


■衝撃吸収3Dプリント素材(北海道大学)

「設計自在で3Dプリント可能な衝撃吸収性樹脂多孔質体」。
3Dプリンターを持っている私としては見逃せません!

同じ素材なのに、硬いものから発泡スチロールのように柔らかいものまで自由自在。まるで”未来のレゴブロック”のように用途が広がりそうで、頭の中で妄想が爆走しました。


■プライバシーを侵害しない見守りセンサー(山口大学)

「見守り」と「プライバシー」
この永遠のテーマに挑む研究です。

既存の製品をうまく応用して低コスト化を目指すアプローチは実用的で現実味あり。
正直アプリの出来はまだ発展途上。でも逆に”ここが伸びしろ”!産学連携で磨き上げれば、一気に化ける可能性を感じました。
介護・看護系の”ものづくり”に関心がある私としては、見逃せないテーマでしたね。(笑)


■感情をデータ化するVR(京都工芸繊維大学)

「感情を、データに。日本発・認知症デジタル治療DTx」。
臨床応用可能なVRプラットフォームで、あのゴーグルを装着します。

私は「みんな嫌がるのでは?」と聞いたのですが、返ってきた答えは「10人中9人はうまくいきます」
なるほど!その工夫に心から納得。
私が介護福祉分野で注目している”成功のカギ”とズバリ重なり、心の中で思わずガッツポーズしました。


■プラスチック太陽電池(金沢大学)

「おっ、今やろうとしていることに応用できないか?」と立ち止まりました。
結果は”今すぐには無理”。でも、廃棄・リサイクルが容易という点に未来のエネルギーへの希望を感じました。研究としても非常に面白い切り口です。


■その場で健康チェック!3Dプリンター検査デバイス(東京薬科大学)

「その場で健康チェック!」のキャッチコピー、ズルいくらいに引き込まれました。
しかも3Dプリンターで検査デバイスを作る研究。

話を伺いながら、頭の中では「Leafony(IoTデバイス)」がよぎり、「これ組み合わせたら大化けするのでは!?」と妄想が止まらず。こういう瞬間が展示会の醍醐味ですよね。

まとめ

紹介したいテーマはまだまだ山ほどありましたが、今回はここまで。
未来の”ものづくり”に直結するアイデアが盛りだくさんで、知的好奇心がビンビンに刺激されました。

ご対応いただいた研究者の皆さま、本当にありがとうございました!(感謝!!)

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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