私のつたないラフ画像を渡され号泣しながら画像生成するAI・・。あっ、思い出したぞ、著名な漫画家の完成度の低いネーム原稿を渡され泣きながら原稿を仕上げたアシスタントたち。
私がAIに頼んで画像を作ってもらう時、よく言うのが
「ラフ画像を送るから、こんな感じで仕上げてね」というお願い。

AIは素直に「分かりました!すぐに仕上げます!」と答える。
ところが──出来上がった画像は、私の意図とは似ても似つかない…。
結局「違う違う、もう一回!」を何度も繰り返す羽目になる。

まあ、私の拙いラフと日本語で完璧な絵を作れっていうのが、そもそも無理な話なのかもしれない。
そういえば漫画の世界にいた頃の笑い話。
ある超大物漫画家がネーム(下書きのようなもの)を描き、パッとアシスタントに渡して「原稿仕上げとけ!」と命じ、自分は大好きなゴルフへ。
そのネームは、コマ割り程度しか描かれていないザックリ仕様。
渡されたチーフアシスタントは天を仰ぎ叫んだ。
「このネームでどうやって原稿を仕上げろって言うんだぁ~~っ!」
・・・しかし、この敏腕チーフアシスタントは、自身が漫画家大先生になりきり、アシスタントたちを使い、ちゃんと連載雑誌に掲載できるレベルの原稿に仕上げてしまった。
ちなみに「目のペン入れ」だけは、大先生が最後に入れていたとか(笑)。
おいAI。
君もこの大先生のチーフアシスタントを見習いなさい。
私のつたないラフ画像でも泣きながら素敵に仕上げる──それが”真のAIアシスタント”だ!
・・・分かりましたか?(無茶言うなよってか?^^)

(↑)本来のネームはこんな感じ。