これが私の“最後の作品”かも?──自宅ウッドデッキ ペンキ塗り奮戦記
前々から「ウッドデッキ、塗らなきゃなぁ」と思っていた。面積は約8帖、猛暑は続く、重い腰は上がらない。だがある日、ホームセンターへ行くついでに勢いでペンキを買ってしまった。ここまではよくある序章である。
ところが家でダラダラ過ごしていると、ふと日が陰った。「涼しいよ…家の中にばかりいないで出ておいで…」どこからともなくそんな声が聞こえた気がした(根が単純)。声に誘われ外へ出ると、デッキの上には買ってきたペンキとハケが鎮座。なるほど、天が与えた試練か。よしやるか、と勢いよくハケを取った。
作業は順調で快適。デッキの半分を塗り終えたその時、雲間に隠れていたお天道様が復活した。強烈な熱と光が直撃し、心の中で思わず叫ぶ。
「ひぃええええーーーっ!焼けるぅううーーーっ!」
この場面で普通の人が取る行動は撤退だろう。だがその日はいつもどおり私の流儀である(苦笑)。「何が何でも今日中に全部塗り上げる!」と決め、作業を続行。水分補給?そんなもの忘れた。炎天下のもと、延々とハケを動かし、ついに完成させたのだ。
これが生まれ変わった我がウッドデッキの姿である。見違えるほど綺麗になった。…そしてふと思う。ひょっとするとこれが人生最後の”力作”になるところだったかもしれない。(無茶・無謀はほどほどに——反省!)
でもね、やり切った後の達成感は格別だ。次は誰かに手伝ってもらおう、いや日陰で涼みながらやろう——そう心に誓いつつ、塗料の匂いを胸いっぱい吸い込んだ私であった。

そういえば、ホームセンターに行った本来の目的は”ものづくりの素材探し”だった。今まさに試作品を形にするための材料を求めている最中なのだ。
ネット検索ではなかなかピンとくるものに出会えないのに、ホームセンターや百均を歩くと突然「おぉおおおーーー!これ使えるじゃん!」という発見がある。しかも百均に至っては、この物価高のご時世に「えっ!?本当に100円!?」と二度見してしまうようなお宝がゴロゴロしている。
昨日もそんなお宝を発見し、レジで思わず「これ、おいくら万円ですか?」とお決まりのギャグを放ったところ、「100円でございます!」との即答。さらに店員さんに機能面を質問したら、私のニーズにピタリ合致!即購入し、自宅で試してみたら…
「すごい!すごいぞ!これで100円とは!すごすぎる!」と小躍りしてしまった。
そのブツは今、私の手元にある。見せたいけれど、まだまだ試作段階なので封印中。来月半ばには関係各位にお披露目できる…はずだ。
それはさておき、最終的に形にしたいものを完成させるには、脱炭素系の加工業者さん、そしてセンス抜群のデザイナーさんの協力が必要になる。さぁ、探さねば…。