『温故知新』中国の春秋時代の思想家である孔子の言葉。
「古いことを調べると、新しい発見があるよ」って意味なんですが、漢字だけ見てるとピンと来ないんですよね。特に「温」。
普通なら「温める」とか「あったかい」って思うでしょ?
でも実は「探る・研究する」って意味もあるんです。いやいや、辞書にそうちゃんと書いておいてくれよ!と思って、会社の広辞苑をめくったら──

おん【温】
① あたたかいこと
② 温度
③ おだやか・やさしい
④ あたためる、復習、大切にする
…とある。
はい残念、⑤で「探る・研究する」って一言あれば、この爺さんもスッと理解できたのになぁ(笑)。
今の自分に重なる「温故知新」
私はいま、社会貢献の”ものづくり”を進めています。
その時に強く意識してるのがまさに「温故知新」。
■ 故きを温ねる
先人たちが作った製品やサービスを徹底的に研究すること。
一見シンプルに見えても奥が深いんです。よくよく見直すと「おっ、ここに成功のヒントがある」とか「ここはまだ課題が残ってるな」とか、必ず気づきがあるんですよね。
■ 新しきを知る
そしてそこから新しい価値を作る。
「もっと使いやすく」「もっと多くの人の役に立つように」…そのためのアプローチを考えるのが私の役目です。
新しいものって、いきなりゼロから出てくるわけじゃない。
過去をよく調べて、ヒントを拾って、そこから新しいものを紡ぎ出す。
それが「温故知新」だと感じています。
”お~~い、広辞苑!爺さんにもわかる説明文を入れてくれ~~っ!”
”ま、まさか、会社にあるのは第三版・・最新の第七版には追記されているとか・・・??”