おいおい”ものもらいかよ!”痛みを感じない男の話・・。(笑)
大学で仕事の打ち合わせを終え、
「いやぁ、今日もいい話ができたなぁ」と満足気に帰り道。
……のはずが、2日前からどうにも右目の違和感が気になって眼科へ直行。
診察台に座るやいなや、先生がモニターを指さして言う。
「平田さん、ほら、ここ。赤く腫れてますよね? 痛いでしょう?」
私はすかさず答えた。
「いやっ、全然痛くないです!」(正直痛くない・・)
先生、思わず二度見。
「え? 痛くないんですか? いやいや、これ普通は相当痛いですよ?」
……いや、ほんと痛くないんだって。
でも先生、納得しない(笑)。
「痛くないはずがない」と何度も聞いてくる。
そのうち私は心の中で思った。診断結果は?「ものもらい」

”もしかして、私って痛みを感じない体質なのか?”
──そう、実は似たようなことが昔もあった。
愛犬に手をかまれて、傷口がパックリ開いたときのこと。
病院で先生が消毒しながら聞いてきた。
「平田さん、痛みますか?」
私は同じように言った。
「いやっ、全然痛くないです!」
すると先生が苦笑しながら、
「平田さん……私が触ってるの、感じます?」
なんだよその質問(笑)
まるで感覚テストじゃないか。私をぼけ老人だとでも言いたいのか!?プンプン
気になって帰宅後、
つま先で机をけってみた。
……痛ぇぇぇぇ!!
ちゃんと感じるじゃないか。
つまり私は「痛みを感じない男」じゃなくて、
ただの”鈍感な幸せ者”だったのかもしれない(笑)
というわけで今日も、右目は赤いけど痛くない。
医者には不思議がられ、私は笑われ。
人生、こういう日があっても悪くない。
