『RGB？CMYK？』ストラップ印刷でハマった“色の落とし穴”と、そこから抜けた日の話

今日は、ものづくりをやっている人なら
誰でも一度は経験する“色の落とし穴”に
真正面からぶつかり、そして抜け出した一日だった。

■ なぜ同じ色なのに印刷すると変わるのか？

PCの画面で見ている画像は RGB。
光の3色（赤・緑・青）で表現される世界だ。

一方で、印刷は CMYK。
インクの4色（シアン・マゼンタ・イエロー・黒）で作る世界。

この2つは まったく別の色空間 だった。

だから、
「同じRGBの緑をCMYKに変換したのに、
Illustratorで背景と合わせたら色がズレる」
という現象はむしろ当たり前らしい。

知らなければ一生ハマるやつだ。

■ PNGの“背景透過”も落とし穴だった

画面上では透明に見えていても、
印刷の世界では“透明100％”という概念がない。

Photoshopで透明度100％に見えても、
CMYKで配置すると
「ほんのり濁る」「縁が出る」
ということが起きる。

これは
RGBの“光”とCMYKの“インク”の構造の違いで、
いくら技術を使っても完全一致はしない。

■ 最後は“あきらめずに試す”しかない

今日は Photoshop で RGB画像をCMYKに変換し、
PSDで保存して Illustrator のテンプレートに配置し直すまで、
何度もやり直した。

途中で心が折れそうになったけど、
あきらめずに試行錯誤することで
「ストラップ印刷に使えるレベル」までたどり着いた。

最終的なデザインはプロのデザイナーに任せるとしても、
方向性を示すための十分な原案づくりまではできた。

■ 今日わかった“核心”

RGBとCMYKは違う世界

PNG透過は印刷で100％透明にならない

発光系デザインはCMYKで必ず崩れる

完全一致は不可能。でも馴染ませることはできる

自分で“方向性のモデル”を作ればプロに伝わる

そして何より、

作り手が本気で向き合えば、
どんな問題も一歩ずつ突破できる。

■ 明日はストラップの細かいデザインを会社で仕上げる

ストラップ会社から届くサンプルも楽しみだ。
実物が届くと、デザインは一気に前に進む。

ものづくりの面白さは、
こういう“小さな突破”が積み重なって
形になっていくところにある。

【最後に】

もしこの記事が
“同じ悩みを抱えている誰か”の助けになれば嬉しい。
RGBやCMYKでつまずいている人がいたら、
ぜひ今日の経験を共有したい。