ネプコンジャパン探訪記|製品ではなく「5年後」を拾ってきた話
本日はネプコンジャパンへ。
目的の製品があったかと聞かれれば、正直なところ「無かった」。
しかし、不思議と手ぶらで帰ってきた気はしていない。
一応、目的のものを目指して会場を歩いた。
しかし、そこに私が求めるものはなかった。
これは残念なことではなく、
「今、自分が探している答えはこの場所には無い」
という確認だった。
そこでモードを切り替え、
会場を彷徨いながら、ひたすら観察することにした。
製品そのものより、
企業の空気、立ち姿、説明の言葉、来場者の反応。
名前も知らない企業が、実に多い。
そしてその多くが、自前の製品を持っている。
かつて主力だった製品だけでは生き残れず、
意外な方向へ舵を切った企業も少なくない。
そこには、
オリジナリティを感じる製品と、
世の中のブームに寄った製品が混在していた。
二極化というほど大げさではないが、
そんな気配は確かに感じた。
会場を歩きながら、
なぜか頭の中では「5年後の未来図」を描いていた。
展示品を見ていたというより、
これまでにやり取りしてきた仲間たちとの会話や情報が、
刺激的な空気の中で次々と沸き上がってきたのだ。
展示会は、
答えを与えてくれる場ではなく、
自分の中にあるものを引き出す場なのかもしれない。
製品の収穫は少なかったが、
人と人のネットワークを広げるという点では、
確かな手応えがあった。
後日、情報が自然に届く仕掛けもいくつか作ってきた。
今回の展示会は、
探し物は見つからなかったが、
十分に観察できた一日だった。
そして改めて思う。
こういう場に立ち、
未来の何かを発信する。
いや、発信し続ける側でありたい、と。
派手である必要はない。
だが、立ち続けることはやめない。
