「展示会は、種まきの場だった」
展示会というと、
出展しているか、していないか、
どうしてもその二択で語られがちだ。
もちろん、ブースを巡り、製品(展示品)を見て回り、
相手と話をする時間は実に実りある。
これは出展者であろうが、来場者であろうが変わらない。
ただ、今回の展示会で、
出展側の当事者として強く感じたことがある。
それは、
こちらが自分たちの出展品を一方的に説明するだけでなく、
訪問してくださった方々の「ものづくりしたもの」も、
ぜひ拝見したい という思いだった。
実際、ブースを訪れてくださった方の中には、
「展示会には出していないけれど、ものづくりはしていますよ」
という方が少なからずいらっしゃった。
出展料が高くてね、
と正直に話してくださる方もいた。
その話を聞きながら、
展示会に出ているかどうかと、
ものづくりをしているかどうかは、
まったく別の話だとあらためて感じた。
だったら、
展示会という「場」だけに焦点を絞らなくてもいいのではないか。
展示会の場では、
次の「場」へ導くための
種まきをすればいい。
それは自社のオフィスでもいい。
お客さんのオフィスでもいい。
誰もが使える工房でも、レンタルオフィスでもいい。
やり方に制限はない。
むしろ、縛りを設けたくない。
もっと開かれた世界をつくり、
交流を活発にし、
その先の未来へ向かっていけたらいい。
今回の展示会では、
そんな明るい兆しを、
確かに見ることができた気がしている。
