目標の階段。沖縄の格闘家たち。

今日は少し変化球の話。
沖縄・クロスライン所属の若き格闘家、
当真佳直。
そして長年支援してきたレジェンド、
砂辺光久。
私はこのジムを、特に砂辺選手を、長きに渡ってポケットマネーでスポンサーしてきた。
とはいえ、ロゴは会社のものをパンツに入れてもらい、リングで戦ってもらっていた。
広告というより、覚悟の共有だった。
だが今年、私は一つ決断をした。
社長から会長へと立場が変わり、会社としての露出を控える中で、華やかな舞台に会社のロゴを掲げ続けるのは違うと感じた。
だから二人に伝えた。
「今年からは個人的なスポンサー、応援団です。
見返りはいりません。
あえて言うなら――勝利をプレゼントしてください。」
これまでのようにパンツやTシャツに会社の名前を刻むことは控えてもらうことにした。
名前を消す。
だが、支える気持ちは消さない。
当真選手と話したときのことだ。
彼は言った。
「僕の最終目標はRIZINのチャンピオンです。
まずは修斗のベルトを取りたいと思います。」
正直、喉まで出かかった。
「おいおい、UFCのチャンピオンを目指せよ!」
だが、それは次の段階の話だと飲み込んだ。
彼は夢を語っているのではない。
階段を見ている。
いきなり世界ではなく、
まず目の前のベルトを取る。
一段ずつ上がる。
その目をしていた。
昨年は二人とも試合に勝った。
だが勝敗よりも大切なのは、挑み続けていることだ。
リングは嘘をつかない。
体ひとつで立つ世界。
そこに立ち続ける覚悟がある限り、私は応援する。
彼はきっとトップを取る。
私は信じている。
