ワイガヤと刷り込まれたもの

もう40年は昔の話だ。

創業者・水野が立ち上げた
YVC(横浜ベンチャークラブ)

月に一度、弊社会議室に人が集まり、
ワイワイ、ガヤガヤ。

いわゆる“ワイガヤ”

あの本田宗一郎が築いた
本田技研工業 の会議文化をなぞるような空気だった。

肩書きなし。
遠慮なし。
正解なし。

当時20代だった私は、正直こう思っていた。

「毎回毎回、何を騒いでいるんだ?」

会議なのにビールがある。

会社の冷蔵庫に缶ビールを冷やしておき、
飲みたい者は1本100円だったか?払って飲む。

実にアバウトな仕組みだ。

異業種も入り混じり、
話題は飛び、
まとまりもなく、
若造の私には“雑談”にしか見えなかった。

だが、うろ覚えながらも確かに言える。

そこからいくつかの新しいビジネスが生まれた。

事業計画書からではない。
立派な戦略会議からでもない。

ワイガヤからだ。

そして最近、ふと思い出した。

今、自分が構想していること。
その進め方。
その空気感。

「あれ?」

どこかで見たことがある。

そうだ。

あのYVCだ。

軌道修正は、なにも悔しがることではない。

私がこれから進めようと思い描いた瞬間瞬間に、
水野がやってきたことが浮かび上がるだけなのだ。

追いかけている意識は微塵もない。

だがどうやら、
脳みそに刷り込まれていたらしい。

年を追うごとに思う。

ああ、水野は相当先を読んで行動していたのだな、と。

若い頃は分からなかった。

今になって、少しだけ理解できる。

きっと天国から、

「どうだい、平田君!?」

と、したやったり風の笑顔で見ているのだろう。

私はと言えば、

「いやいや、水野さん。まだまだですよ。」

そう言いながら、今日も考えている。

爺さんは、まだ途中なのだ。

おほほほ。

最後にひとつだけ。

尊敬する創業者を
“水野”と呼び捨てにしてしまい、
ごめんなちゃい。

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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