AIエージェントの未来と、人間の立ち位置 ― Eight EXPO 2026で考えたこと ―
Eight EXPO 2026に行ってきた。
中でもAI-PAXを重点的に見て回った。
目的はただ一つ。
AIエージェントとは何か?
■ マルチAIという構造

あるブースで見た図が印象的だった。
論点を与えると、複数のAIエージェントがそれぞれの視点で議論し、
最後にランキングして戦略に落とす。
しかも中身は、
ChatGPT
Gemini
Copilot
などで構成されているという。


私は今、これを手作業でやっている。
ChatGPTで構造を整理し、
Geminiで別視点を見て、
Copilotで実務寄りに確認する。
それを“シングルタスク”で順番に回している。
あの図は、それを並列でやる世界だった。
なるほど。
未来はそこまで来ている。
だが同時に思った。
全部自動で回ったら、少し寂しい。
私はAIに仕事を奪ってほしいわけではない。
AIを使って、さらに面白いことを考え続けたいのだ。
■ AI社員はどこまでいけるか

「そのタスク、AI社員に任せませんか?」
営業も、広報も、人事も、経営企画も。
正直、思った。
経営企画と人事は任せたくないよ。
分析や可視化はAIが得意だろう。
例えば、組織のストレスを可視化する。
それは重宝するに違いない。
だがそこからの改善は?
誰にどう伝えるか。
どこまで触れるか。
誰を守るか。
そこはまだ、人間の領域だ。
AIはセンサー。
舵を握るのは人間。
■ 機密情報は本当に危険か?

「機密情報入力OK」
というブースもあった。
逆に問いたい。
普通に有料契約している生成AIは、
そんなに危険なのか?
本質はAIの問題か、
それとも使い方の問題か。
大企業にはガバナンスが必要だろう。
だが安心を売るビジネスが増えているのも事実だ。
■ 会議とキーボード

AI議事録のブースもいくつかあった。
昔から思っていた。
会議中に何人もが
カチャカチャカチャとキーボードを叩く。
あれが嫌だった。
会議は“場”だ。
目を上げて、空気を読み、
間を感じる時間だ。
録音で十分だと思っていた。
それが今はAIで文字起こしされ、
後で議事録が届く。
これは使いたい。
私は現場ではない。
欲しいのは決定事項だけだ。
■ 名前の力
展示会で見つけた「デジタルハリウッド株式会社」。

いつか大学で教授や学生と話したいと思っていた。
その名前が目に入り、つい説明員に話してしまった。
M&Aでグループ入りしたらしい。
大学は残っている。
だが、名前というのは一度頭に入ると消えない。
ブランドとは、
脳内に刻まれた物語だ。
■ 今日の収穫
AIは進化している。
・議論するAI
・守るAI
・社員になるAI
・記録するAI
だが今日、一番確認できたのはこれだ。
どこまで任せるかは人間が決める。
私はAIを使う。
だが回すのは自分だ。
そして、
AIを使って、さらに面白いことを考え続ける人でいたい。

