印刷は進化し、構造は宇宙へ。最後に心を持っていかれたのはホタテだった。
AI-PAXで未来を浴びた翌日。
今度は「印刷とものづくり」を見に行った。(これは今現在進めているプロジェクトで極めて重要な展示会)
池袋サンシャインシティ展示ホールで開催されたpage2026(印刷メディアビジネスの総合イベント)、そして有楽町・東京国際フォーラムでの町工場見本市。
今回は刺さった企業だけを書く。
それ以外は載せない。
① 富士フイルム ― オフセットとオンデマンドの境界が消えていた

入口付近に陣取っていたのが富士フイルム。
営業の方に捕まり、持参したカードを見せながら濃厚な情報交換。
結論から言うと、
オフセットとオンデマンドの差は、私の目ではほぼ分からなかった。

RGBデータでも、かなり近い再現が可能。
小ロットはオンデマンド、大量はオフセットという構図は変わらない。
しかし品質差は、実用上ほぼ感じない。
印刷は確実に進化している。
これは大きな収穫だった。さらにオンデマンド印刷の方が多岐にわたって融通が利くことも分かった。大収穫。
展示品の中で欲しかったものを頂けたので落ち着いて吟味したい。”ああー潤沢なお金があればなーっ!”
② グラフテック ― 後加工はもう“手作業”の世界ではない
ラベル加工、ラミネート一体化、図面通りのカット。

私が今、手作業でやっている穴あけも、
図面を描けば正確に自動カットされる。(誤差が無い。)
機械を買えという話だったが、私は言った。
「その機械を導入している印刷会社を紹介してくれませんか?」
設備を持つのではなく、使いこなす側に回る。
ここも現実的な学び。私の要望に対しては快諾を頂けた。感謝!
③ 井上総合印刷 ― ミウラ折は宇宙へ行っていた

page2026で一番心に残ったのは、ミウラ折。見た瞬間に”むむむむむ…”だった。完全に琴線に触れた。
単なる折り加工ではない。
宇宙太陽電池パネルにも使われた理論。
そこに行くか、と。
構造が思想になっている。
私は即座に思った。
これ、日本の古き街並みと組み合わせたら面白い。
表は雷門や赤富士。
裏はマップ。
見どころ、たべどころだけでなく、病院や避難場所まで入れる。

旅行中は実用ツール。
帰国後は立派な置物。
さらにデジタル連携で、帰国後も情報が見られる。
これは単なる観光マップではない。
都市と人をつなぎ続ける構造だ。
ミウラ折、ひとついただいた。
カバンに入れて持ち歩くことにした。
熟成させる。いずれアイデアを生み出す。(ノストラダムスならぬ平田の小預言!)
そして有楽町・東京国際フォーラムへ。
④ 甲子化学工業株式会社 ― 置物じゃねえぞ!
町工場見本市で、心を持っていかれたのは一社。
甲子化学工業株式会社。

ホタテの貝殻を原材料にしたヘルメット。
その名は――
HOTAMET。
強度問題なし。
海外認証取得済み。
かぶり心地も問題なし。
以前は■■■■円台。
安すぎると言われ、今は●●●●円前後。(まあそんなもんかな…出来が良いもんな)
生産能力は?
と聞けば、トン単位の話。
作れないのではない。
売り方の問題だ。
ブースではテーブルに置いて説明していた。
いやいや。
置物じゃねえぞ!
かぶるものだ。
展示会で全員がHOTAMETをかぶって立っていたら、
伝わり方は100倍違う。
技術は一流。
素材も一流。
発想も一流。
なのに、宣伝が控えめすぎる。
俺でさえかぶりたいと思って、
イラストまで作っちまったじゃないか。

■本日のまとめ
今回の展示会で分かったこと。
印刷は進化している
後加工は自動化されている
構造は宇宙にまで行っている
町工場は技術を持っている
あとは物語。
そして見せ方。
…じゃないかなと、思いました。
