新しい風が、またハルに吹いた日
あいにくの天気だったが、
一人、また一人と出社してきて、
初日にもかかわらず、5名全員が元気な姿を見せてくれた。
それだけで、ほっとする。
毎年、この瞬間があるから安心できるのだと思う。
いまだかつて、初日に誰かが欠けるという場面に遭遇したことがない。
それは当たり前のようでいて、決して当たり前ではない。
だからこそ、こうして全員が揃ってくれることに、
ただただ感謝している。
まあ、私は会長職となり、採用活動から身を引いて初めて迎える新入社員ということになる。
世代交代を経て、最初の新入社員を迎えられたことに、まずはほっとしている。
現在、社員数は81名。
IT企業としては、決して大きいとは言えないかもしれない。
50期目に入る企業としては、
「少ないのでは?」と思われる方もいらっしゃるだろう。
だが、うちは少し変わっている。
経営陣も含め、ほとんどが技術者として入社した人間ばかりだ。
いわゆる“企業経営のプロ”が一人もいない。
ある意味、これは自慢だと思っている。
本業以外には手を出さず、
「安定の維持」と「未来への挑戦」を、ただ愚直に続けてきた。
その結果が、今のこの姿だ。
数にこだわっているつもりはない。
だが、こうして仲間が増えていくことは、素直に嬉しいことだと思っている。
これからも、おそらく大きくは変わらないだろう。
無理に背伸びをすることなく、
この歩みのまま進んでいけば——
いずれは100名を超える、技術者の集団になる。
私は、そう信じている。
さあ、本日入社した5名の期待の新人たちよ。
これから先、苦しいことも、辛いことも、きっとある。
それでも、そのすべてを糧にして——
大いに愉しんでくれたまえ。
