3500社とのご縁は、まだ先か。
3500社とのご縁は無いのか。
そんなことを、ふと思う。
私が求めているものを作ってくれそうな企業を紹介していただいた。
「これはいけるかもしれない」と思い、話を詰めていったのだが——
どうも雲行きが怪しい。
そして、最終的には「できない」という結論になった。
まあ、こういうことはよくある話だ。
技術があるかどうかだけではなく、
設備、素材、得意分野、タイミング。
さまざまな条件が噛み合って、初めて“できる”になる。
だから、一つ外れたからといって、特に落胆することもない。
早速、その内容を大田区産業振興協会の方へ連絡した。
改めて、こちらが作りたいものを説明し直し、
もう一度、ご縁を探していただくことにした。
3500社。
この数字の中に、きっとどこかにあるはずだ。
そう信じて、次を待つことにする。
……で、待つことにしたのはいいが、どうもじっとしていられない性分だ。
今回欲しいのは試作品。
金型などという大げさなものは不要なのだ。
安く、まずはお試し版が欲しい。
そんなことをブツブツと独り言のように呟いているうちに、ふと思った。
――そうだ。
作って欲しいものの図面を、自分で起こしてみるか。
そして、3Dプリンターで出してみればいい。
うん、それがいい。
もう一人の自分と相談しながら、CADで図面を作ることにした。
こういう時代だ。
せっかく覚えたOpenSCADも使わない手はない。
やっているうちに見えてきたのは、
OpenSCADでイメージ通りの図面を作るのは、なかなか難易度が高いということだ。
今日も場面場面で、
「こんなのFusion360で自分で図面を引けば、鼻歌まじりで簡単にできるぞ」
と思いながらも、根気よく作業を進めた。
ここで学ぶのは、“指示の出し方”だ。
どう書けば、どう伝わるのか。
指示がうまくツボにはまれば、難しい図面も短時間で形になる——はずだ。
現時点では、Fusion360で自分で図面を作ったほうが早い場面も多い。
だが、将来を考えると、このままではいけない気もする。
だからあえて、OpenSCADを使う。
最終段階の一歩手前までをOpenSCADで作り込み、
仕上げはFusion360にバトンタッチする。
そして最後に、FlashPrintで3Dプリンター用のデータに落とし込む。
遠回りに見えるかもしれないが、
近い将来を考えると、このやり方がきっと活きてくる。
さて、今日の作業はここまでだ。

来週4月6日(月)、会社にある3Dプリンターで出力して、ひとまずの完結となる。
今思い描いているのは——
会社にある3Dプリンターはフィラメントが主な出力素材だが、
もし多種の素材に対応できる3Dプリンターがあれば、試作品の多くは自前で完結できるのではないか、ということだ。
そう考えると、可能性は一気に広がる。
こういう話も、近いうちに3Dプリンターの業者と、じっくりと話してみたいものだ。
3500社。
この中のどこかに、きっとある。
そう信じながら、
今日は自分の手で、一歩進めてみた。
