危機管理能力が高すぎると、こうなる。

ぽぽまるの散歩。
いつもの道、いつものリズム。

足元には、2年半前に沖縄で買った島ぞうり
すっかり馴染んだ、相棒のような存在だ。

今日も、何も疑うことなく履いていた。

――その時だった。

「あれぇ~~~っ!?」

歩みがおかしい。
いや、おかしいどころではない。

一歩、踏み出すたびに違和感。

そして気づいた。

切れてる。

よりによって、散歩の道半ばで。
島ぞうりの緒が、見事に千切れていた。

歩けない。

このままでは、散歩続行は不可能。

だが横を見ると、ぽぽまる。

「何してるんですか?」と言わんばかりの顔で、
散歩続行を訴えている。

……なるほど。

ここで引き返すのは簡単だ。
だが、それでは散歩にならない。

私は考えた。 裸足で歩くのだけは嫌だ…何が落ちているか分からないからね。

藁はないか?
紐は落ちていないか?
丈夫な草でもいい――
 

そう思いながら、足を引きずって歩いていた。

その時だった。

奇跡が起きた。

落ちていたのだ。

切断された結束バンドが。

場所は、神社の境内近く。

……これはもう、そういうことだろう。

神様が私に、
私だけに、日頃の行いが良いからご褒美をくれたのだ。

「感謝!」

そう呟きながら、応急処置。

そして――

歩けた。

しかも、ほぼ健全なぞうり同然で。

ぽぽまるは満足そうに歩いている。

私はというと――

すれ違う人の視線が、
ほんの少しだけ増えた気がした。

いや。

判断は間違っていない。

これが、危機管理である。

kimamana-jiyujin-1957

創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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