初めてハワイに行ったお話。体験談Part3.

さてさて、過去のハワイ旅行の話ばかりをブログに書いてしまってすみません。今さら感のある話題ばかりで恐縮です。ただ、あの旅の思い出は、今でも色あせず心に残っているんです。

滞在先のオアフ島では、主に「ザ・バス」を活用していました(今は廃止されたトランスファーチケットを駆使して)。バスで行ける場所はほぼ網羅し、近場はホテルで借りた自転車であちこち見て回りました。

ある日、他の島にも行ってみたいと思い、ホテルのおじさん&おばさんに相談してみたところ、「ぜひマウイ島に行ってほしい」と強く勧められました。前回も話していたと思いますがおじさんの生まれ故郷です

実は私も以前から「ラハイナの町に行ってみたい」と思っていたので、これはチャンスとばかりにマウイ島行きを決めました。おばさんからは「ハレアカラ山の山頂は寒いから、長袖を忘れずにね」とアドバイスを受け、なるほどナイス助言と思い、サーフショップで手頃な長袖を購入して出発。

ところが、このオプショナルツアー、最初からちょっとしたハプニングが待っていました。利用した航空会社は、おそらく今はなきアロハ航空。当時なんと、座席が指定制ではなかったんです。先に搭乗した人から順に、好きな席に座っていくというシステム。

私はというと、いつもの日本人らしい遠慮で「どうぞどうぞ、お先にどうぞ」と他の乗客に譲っていたら、いざ最後に機内に入ったときには・・「おやおや、席が・・?」と嫌な予感。もしかして定員オーバーか?と不安になりつつ機内を歩いていると、ようやく空席を発見!

しかし、その唯一残っていた座席は、なんとクッションがなく、スプリングやフレームが剥き出しの“骨組みだけ”状態・・。「これはまさか、マウイまで立っていくのか? つり革もないのに?」と心の中で一人ツッコミを入れていると、ふと見るとスチュワーデスがちゃっかり客席に座っているではありませんか。

私は無言のまま、大きく目を見開いて彼女にプレッシャーを送ると、さすがに気まずくなったのか、彼女は立ち上がって席を譲ってくれました。心の中で「君たち、クルー専用の席あるでしょ?」とつぶやきながら、無事着席。

というわけで、出発前からちょっとした珍事に見舞われたマウイ行き。この先も一抹の不安を覚えながらマウイ島へ。

一番印象に残っていたのはやっぱりラハイナの町。19世紀にはハワイ王国の首都が置かれ、捕鯨の拠点港として繁栄した町並みは古き良きハワイの町の象徴だったんですよね。残念なことに2023年8月に発生した山火事により、壊滅的な被害を受けたのをTVの画面を通して見て悲しく思いました。本当はここに半日くらいいてのんびりしたかったのですがツアーというのは分刻みで色々なところを回るシステムだから仕方がないですね。ハレアカラ山の山頂もおばさんの言った通り本当に寒かったです。長袖が無かったらバスから降りれませんでした。(おばさんの助言に感謝。そしてマウイ島に行って良かったです。多くの歴史も学べましたからね。)


ハワイに行った方なら一度は訪れるであろう「アラモアナショッピングセンター」。私も買い物ついでに立ち寄り、館内のマクドナルドでコーヒーを飲みながら、次はどこに行こうかと一人で作戦会議をしていました。

そこへ、見るからに日系人と思しきお爺さん集団が登場。気づけば見事なフォーメーションで、私のテーブルを囲むように座ってくるではありませんか。

真正面に座ったお爺さんが、開口一番「日本から来たのか?」と尋ねてきました。
「はい、初めてハワイに来ました」と答えると、そこからまさかの“連射トーク”が始まったのです。

「そういえば、ハワイ島の山が大噴火してるけど、見に行ったか?貧乏そうだから無理か!」
「お前、コーヒーだけか?腹減ってるだろ?何か奢ってやるよ!」
「一人旅か?寂しいだろう、孫娘紹介してやろうか?めちゃくちゃ可愛いぞ!」
「泊まるとこないなら、うちに来い。好きなだけ泊まっていいからな!」

とにかく、ものすごい勢い。途中からはお爺さんの声が膜越しに聞こえてくるような感覚になり、思考が追いつかなくなっていました。

やがてその集団は満足したのか、嵐のように去っていきました。
我に返った私はふと思いました——
「もしハワイ到着初日の宿無し状態の時にこのお爺さんたちに会ってたら、今ごろ家に泊めてもらって孫娘に会えてたかもな・・」(そしたらもっともっとエキサイティングな旅になっていたかも・・うひゃひゃ・・)

あのまくし立ては、まさに昭和の頑固おやじを彷彿とさせるものでした。(明治か大正生まれかもな)

そんな熱血トークとは対照的に、ワイキキ周辺を散歩していると、柔らかい口調でやさしく話しかけてくる“おじさんたち”ともよく出会いました。最初は親切なローカルの人かな?くらいに思っていましたが、後にその正体を知ることに・・。

ホテルに戻り、おばさんに名刺を見せたところ、彼女が急に真顔になってこう言ったのです。
「ダメだよ、その人たちにはついて行っちゃ。あの人たちはね……●✖□※だから!

(※このあたりは、ご想像にお任せします)

とにかく彼らは、一人で散歩している若者に、まるで海風のように心地よく近づき、優しく声をかけてくるのです。もし私が「Lealea Hale」に宿泊していなかったら、あの実態を早い段階で知ることはなかったかもしれません。

まあ、何にせよ——飽きるヒマのない、刺激的な毎日を過ごせたことは間違いありません。


ハワイに滞在していて、ずっとなんとなく感じていた違和感があったんです。
その正体に気づいたのは、ホテルの自転車を借りてホノルルのダウンタウンまでふらっと出かけた時のこと。

目の前から、大柄で上半身裸のちょっと目つきの悪いおじさんが、ゆ~っくり私の方に向かって歩いてくるじゃないですか。
「え、なに?ヤバいやつ?」と内心びくびく。

そしてある距離まで近づいて、ぴたっと立ち止まり、一言——
「スチューデント?」

とっさに首を横に振ると、間髪入れずに
「ワーク?」

このタイミングで頭をよぎったのが、「ここで“働いてる”って言ったら、お金でも要求されるんじゃ・・?」という警戒モード。
で、なぜか自分でも意味不明な返答をしてしまいました。

「I am… President.」

引きつった笑顔を貼りつけながらそう言うと、怖いおじさんは
「Aha!」とニッコリ笑って、そのまま去っていきました。

・・何だったんだ、今の(笑)。

でもその瞬間、はっと気づいたんです。
「あ、この人の動き・・というか、リズムが自分とまるで合ってないな」って。

私は普段、めちゃくちゃ早歩きで行動するタイプ。
でもハワイって、島全体がスローモードというか、のんびりしてて、まるで時間の流れが違うんですよね。

あの時のおじさんのスローな歩みと、自分のせかせかした感覚とのギャップが、まさにそれを象徴してました。

「うーん、ハワイの空気感は大好きだけど……この“ゆったリズム”だけは、ちょっと慣れないかもな〜」

そんな風に思った、ちょっぴりスリリングで、ちょっぴり笑える出来事でした。


昨日から「湘南ひらつか七夕まつり」が始まってます!
コロナ前に比べるとちょっとトーンダウンしてる感はありますが、やっぱり平塚最大のお祭り。
この空気感、やっぱりワクワクしますね。

昼間っから飲んだくれても、今日は許されるでしょ・・(笑)

「お祭りの画像をここに貼ってください?」
いやいや、そんなのじゃ伝わりませんって。
ぜひ現地で見てくださいよ!
やっぱり“生”が100倍楽しいですからね。<m(__)m>

本日も暑いですが体調管理をしっかりしてお過ごしくださいね。

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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