「ぬちまーす=通行可!? 暴走じいさん、命の塩に救われるの巻」
毎年恒例の”ノープラン珍道中”。
行ったこともない場所へ行き、レンタカーを借り、ナビを無視して突き進む勇気(という名の無謀)。
──そう、それが私の旅スタイルである。(妻だけは超下調べ済み)

沖縄・うるま市。橋づたいに宮城島、伊計島、浜比嘉島を巡る旅。
順調に進んでいたはずが、例によってナビを無視し、
「こっちが近道だ!」と根拠ゼロの自信でハンドルを切った。
その瞬間、視界に飛び込んできたのは──
『ぬちまーす』の看板!
「おぅおぅ、”ぬちまーす”って“通行可”って意味だろ!?」
……と、勝手に意味を決めつけて家族の同意も得ぬまま突入!
結果:どこを走ってるか分からん(笑)
でもなんとか無事に伊計島へ到着。やがて伊計ビーチの看板を見つけ一休みする事に。
そこで目に飛び込んできた白い貝殻を身にまとう無数のヤドカリたち・・。
猛暑の中「可愛い…」と呟く爺さん(=私)。この光景は物凄く癒された。
──だが、暑さにやられた。
「ヤバい、命の危険を感じる…!」
自販機へダッシュし、さんぴん茶を一気飲み。
復活度50%。まだ危険信号は赤のまま。
帰路、またしてもナビを無視。
「こっちが絶対近い!」と再び暴走──
その先に現れたのは……
再び『ぬちまーす』の看板

「おっ、やっぱり通行可って意味だったか!」
と思ったら、
その先、通行止め。\(^o^)/(嘘だろう‥)
その瞬間、真実が判明。
『ぬちまーす=通行可』ではなく、
「命の塩」だったのだ!
そこにあったのが『ぬちまーす観光製塩ファクトリー』。
試飲コーナーの「塩黒糖しょうがドリンク」を飲んだ瞬間──
奇跡の生還!HP全回復!
「うわぁ~これ、命の水じゃん!」(塩だけど)
おかわり3杯。スタッフの方ごめんなさい。
そして、すぐ近くの果報バンタ(かふうばんた=幸せ岬)へ。
見渡す限りの青い海と空。
その美しさに、「もうナビなんて要らない」とさえ思った。
(いや、要るだろ。でも無視しちゃうんだよね。)
結論。
『ぬちまーす』とは──
海から水だけを引き、海洋成分をまるごと残した「命の塩」。
通行可じゃない、命の可(いのちのパス)だったのだ!
(いやいや、知らないのはお前だけ!と突っ込まれそう・・^^;)
ためになったねー♪ ためになったよー♪
そして今日もどこかで、
ナビを無視して走る爺さんがいる──。