純粋にソフトウェア開発企業なんですが、3Dプリンターに嵌っちゃいました^^;

弊社には”ものづくり”の大好きな社員が多くて、自分で3Dプリンターを購入して使っている者が何人もいます。その連中が、「こんなものを作りました!」と見せてくれた瞬間に「私も作ってみたぁ~いっ!」という心に火が付いて思わず会社で買っちゃいました。

ちなみに彼ら社員のほとんどが『ものづくり部』という部活動を行っています。業務では出来ない、自分たちの本当に作りたいものを愉しんで作るという目的を持った部活動です。(羨ましくないですか?弊社に入社したら参加できますよ^^)

3Dプリンターでものを作る上で、まずは3DCADを使って図面が描けないといけません。私が使っているのはAutodesk Fusion 360(Fusion360)という製品です。これも慣れだとは思いますが、やはり思った形の図面は中々描けません。あまり細かい図面を描くと、いざ3Dプリントの時に思った通りのものが出力されないという場面も多く見られます。何事もそうですが、やってみないと分からなかったよねって事ばかりです。

画像(↑)にあるように弊社の3DプリンターはFLASHFORGE社のGUIDERⅡsという製品です。

FILAMENTなる素材を溶かしながら造形物を作り上げていくという仕組みです。

画像(↑)のように下から上に向かって印刷造形していきます。

私のこれまでの最高傑作はキューブの迷路です。(以下がイラストレーターAIで作った迷路の各面のデータです。6面分)

結構面倒だったのですが、私がやった制作方法としては、まず最初にキューブの6面の各面ごとにイラストレーター(AI)でデータを作成します。(↑)画像がそのデータです。作成したデータはSVGフォーマットで保存します。(SVGフォーマットで保存する事でAutodesk Fusion 360で読み込めます。)

6面分作って保存したら、次にFusion360を立ち上げ、キューブの基本形を作図します。(要するに面がツルツルの何も描かれていないキューブです。)

そして、各面ごとにSVGフォーマットのデータを貼り付けます。貼り付けて位置状態を調整し6面の迷路がちゃんと繋がるようにします。(細かい調整は多々あり・・小業使ったりしました。こういう作業が結構楽しいですよね。)

このような印刷物を出力する場合はサポート材を付けるようにしないと印刷物がグチャグチャになる確率が高いです。印刷終了後サポート材を取り除く作業が発生しますが、これに関しては仕方の無いことです。この10㎝✖10㎝✖10㎝のキューブの印刷は14時間ほど掛かりました。(夕方印刷開始して翌朝完成という感じです。印刷での失敗も何度もありました。一番はサポート材を付けなかったために印刷が綺麗に出来ませんでした。)

印刷物のキューブ迷路の溝に青い球を入れ、アクリルケースを被せて出来上がり。

アクリルケースに関しては、ネットで見つけたアクリル製品製造会社にメールしてサイズを伝え作ってもらいました。キューブ迷路に被せたらピッタリで良かったです。(ミリ単位でのサイズ指定が出来たので助かりました。)

何故にこのようなアナログなキューブ迷路を作ったか?それは単純に6面迷路が遊んで楽しいものかどうかを確かめたかったから・・そして。そして・・。

やがて作るであろうLED搭載キューブ型デバイスの存在があったからです。

上記C.U.B.E.なるLED搭載のキューブ型デバイスは、EdgeTech+2024展とテクニカルショウヨコハマ2025展にて弊社ブースに展示し、多くの来場者から高評価を受けました。

今後の展開に乞うご期待くださいませ。

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創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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