過去の開発製品のご紹介。『カラー印刷プラント監視・制御システム』
懐かしの開発製品のご紹介です。この「カラー印刷プラント監視・制御システム」の開発・製造に関してはソフトウェア開発以外で携わりました。ある意味思い入れのある製品です。

資料として残ってるのは、なんと弊社の創業者・水野和彦が手書きで作った「製品開発ニュース」だけ。ちょっと寂しいけど、逆にレア感があって味があるというか・・・。今回はその貴重な資料をスキャンして、この場に貼り付けてみました。
これは、ハル・エンジニアリングのシステム開発室が横浜の関内(大通公園のすぐ横)にあった頃に開発された製品で、たしかヨーロッパ方面にも輸出されたと記憶しています。
で、この製品、とにかく筐体が重い!
室内でちょっと移動させるにも一苦労。なんと重さ100kgオーバー・・・。
今だったらホームセンターでサッと台車を買ってきておしまい、なんて感じなんでしょうけど、当時はまだそんな便利なお店も身近になくて、「あれはどこ?これはどこ?」と、品物ごとにお店を探し回る時代だったんです。
そんな中、私は関内から石川町あたりまで走り回って材木屋さんを探し出し、なんとか頑丈な板を譲ってもらいました。そして今度は別の店でキャスター車輪をゲット。材料をかき集めて、手作りで台車を作ったんです。
これがなかなかの出来で、以後は重たい筐体もスイスイ。開発もグッと楽になりました。
さらに、CPUボード一枚をまるごと部品付けで任されたこともありまして、それを無事に完成させた時の達成感は今でも鮮明に覚えています。
ちなみに部品調達に関しては、もちろん専門業者さんに納品してもらうことも多かったんですが、時には秋葉原まで電車で買い出しに行ったり、近場の石川町にあったエジソンプラザに駆け込んだりと、毎度なかなかの冒険でした(笑)
【脱線ネタ】
さてさて、平田がソフトウェア開発技術者として活動を始めたのはいつからか?
・・・って話、まあ誰も聞いてないかもしれないけど、語らせて(笑)
私、中途で会社に入ったんですけど、当時は今みたいに「集合教育」なんて便利な制度もなくて、
先輩が自分の仕事の手を止めた“すき間時間”でちょこちょこ教えてくれる感じ。
そんなある日、いきなり上司から言われました。(上司というより社長の水野さんだったと思う。)
「副社長が懇意にしてるお客さんのとこ、一人で行って作業してきて」
うぉお~い!って、それ無茶ぶりすぎるでしょ!?
ソフトウェアの“ソ”がちょっとわかってきたくらいのタイミングで、いきなり現場ひとり立ちですよ。
しかも片道2時間半の電車通勤。
乗り換えだらけで、まるで通勤という名の修行。(小田急ってぎゅうぎゅうぎゅう詰めの電車ですからね^^;)
で、いざ客先に行ったら、打ち合わせには担当者に加えて課長・部長がズラリ。
そして、こんな一言を放たれる。
「平田さん、ハルさんにはこれだけお金払ってるんだから、ちゃんとやってよ・・・なんてね(笑)」
え、マジですか。(プレッシャーMAX。)
お金の話される新人って、なかなかいないでしょ。今ならコンプラが黙ってない案件。
でもまあ、誰にもフォローされず、現場で揉まれながら、なんとか必死に食らいついて、少しずつ「開発者っぽい何か」になっていったわけです。
──で、そんな私、気づけば社長になり、今年の4月から、ちゃっかり会長です(笑)
人生、何が起きるかわかりませんね。
