出来ないのではない。やり方が違っていただけだ。
今日はひとつ、良い学びがありました。
OpenSCADで、とある形状を作ろうとしていました。
寸法も分かっている。構造も見えている。
それなのに、どうしても思った形にならない。
「これは出来ないのではないか?」 GeminiでもChatGPTでも攻略できない…
一瞬、そう思いました。
最初は、ひとつの完成形として作ろうとしていました。
一体の形として作り、削って、調整して、
なんとか狙った形に近づけようとする。
しかし、これがうまくいかない。
なぜか。
答えはシンプルでした。
形として考えていたこと自体が間違いで、
本来は部品の集合だったのです。
人間ならこう考えます。
・本体の棒
・T字のパーツ
・穴の開いた円
これらを別々に作り、
適切な位置に配置し、最後に合体させる。
それだけでいい。
ところが生成AIは違います。
どうしても
最初から一体化した形を作ろうとする。
ここにギャップがありました。
そこで発想を変えました。
・パーツごとに分ける
・位置を調整できるようにする
・最後に合体する
この構成にした途端、急に見通しが良くなりました。
さらに分かったことがあります。
寸法というのは単純な足し算ではありません。
・重なり
・差し込み
・接点
これらによって、実際の長さ、つまり
「有効寸法」
が変わるのです。
今回のケースでも
・T字側は差し込みによって長さが減る
・円は接点の取り方で長さが変わる
結果として、
パーツ寸法ではなく、接続後の寸法で考える必要がある
ことが分かりました。
最終的にはFusion360で仕上げることにしました。
理由は明確です。
OpenSCADは
・構造
・寸法
・ロジック
には強い。
しかし、
・触ったときの感覚
・なだらかさ
・違和感のない形
こういった部分は、人間の感覚の方が優れています。
そしてもうひとつ。
Fusionで作業していて、押し出しが出来ない場面がありました。
原因は何だったか。
たったひとつ。
線がつながっていなかった。
拡大してみると、ほんのわずかな隙間。
これだけで、形は成立しません。
今回学んだことは、OpenSCADの使い方ではありません。
生成AIとの向き合い方です。
出来ないと思った瞬間に終わる。
だが、出来る方法を探し続ければ道は必ず見える。
AIは万能ではない。
だが、使い方を理解すれば強力な相棒になる。
そしてもうひとつ。
こうして自分が試して、悩んで、辿り着いたことは
公開していくべきだと思っています。
完成した答えよりも、
どうやってそこに辿り着いたか
の方が、誰かの役に立つからです。
今日の教訓です。
出来ないのではない。
やり方が違っていただけだ。
道具を疑う前に、使い方を疑え。
出来る方法を探れ。
日々進化。
老化に気付かず、進化中。

