「今、助けられる人」が先に灯ったら。― HOTARU SUPPORT
今日は、私がここしばらく考え続け、実際にいろいろなものを作りながら進めている 「HOTARU SUPPORT」 について、少し書いてみようと思います。
これまでもブログの中で断片的には触れてきましたが、そろそろもう少し表に出してもいいかな、と。
ただし、まだ完成したものを発表するという話ではありません。
そもそも私のものづくりに「完成」という言葉があるのかどうかも怪しい。(笑)
まず今回は、この活動の根っこにある考えについて書いてみます。
人は、本当に無関心なのだろうか
街を歩いていると、困っているように見える人を見かけることがあります。
電車の中でもそうです。
席を譲った方がいいのかな。
何か声を掛けた方がいいのかな。
そう思いながらも、
「余計なお世話だったらどうしよう」
「声を掛けていいのだろうか」
そんなことを考えて、結局そのままになってしまう。
でも、それは無関心だからでしょうか。
私は、そうではないと思っています。
誰かの役に立ちたい。
困っている人に気づいたら、できることなら助けたい。
ただ、どう関わればいいのか分からない。
その「最初の一歩」が、ほんの少し重いだけなのかもしれません。
「助けてほしい」を伝える仕組みは、すでにある
世の中には、支援を必要としていることを伝えるための仕組みがあります。
ヘルプマークや、ひまわり支援マークなどです。
長い時間をかけて社会に広がってきた、大切な文化だと思っています。
HOTARU SUPPORTは、それらに代わるものを作ろうとして始めたわけではありません。
むしろ私は、あるとき逆のことを考えました。
視点をひっくり返してみた
「困っている人」だけが意思表示するのではなく、
「今、助けられる人」も意思表示したらどうだろう。

これが、HOTARU SUPPORTを考えるうえで一番大切なところです。
支援を必要とする人だけが、自分から「助けて」と伝える。
それだけではなく、
支援する側からも「今なら大丈夫ですよ」と、そっと伝えることができないだろうか。
それなら、声を掛ける側も、掛けられる側も、最初の一歩が少し軽くなるかもしれない。
そんなことを考えました。
そこで「SUPPORT」が生まれた
支援できる状態にある人が、
「今なら誰かを支えられます」
という意思を、そっと示す。

もちろん義務ではありません。
強制でもありません。
いつも誰かを助けなければならない、という話でもありません。
できるときに、できるだけ。
それで十分だと思っています。
HOTARU SUPPORTという名前ですが、私が一番大切にしたいのは、実はこの 「SUPPORT」する側の人たち です。
で、考えるだけでは面白くない
そんなことを考えながら、カードを作ったり、基板を作ったり、ぬいぐるみに仕込んでみたり、缶バッジを作ったり……。
気がつけば、こんなことになっています。(笑)

最初から今の形があったわけではありません。
作ってみる。
眺めてみる。
誰かに見てもらう。
話をする。
すると、また違うことを思いつく。
その繰り返しです。
そして「HOTARU SUPPORT」という名称については、商標登録も済ませました。

名前だけは、ちゃっかり先に押さえております。(笑)
まだ、答えはありません
HOTARU SUPPORTが最終的にどんな形になるのか。
正直、私にも分かりません。
カードなのかもしれない。
灯りなのかもしれない。
あるいは、今はまだ想像していない何かになるのかもしれません。
だからこそ、いろいろな人と話をしてみたいと思っています。
ただ、一つだけ変えたくないものがあります。
「困っている人」だけが意思表示するのではなく、
「今、助けられる人」も意思表示したらどうだろう。
この発想です。
これからHOTARU SUPPORTについて、ブログでも少しずつ書いていこうと思います。
もし私とこの話をする機会があったら、まずはここまで知ったうえで、ぜひ絡んできてください。(笑)
いろいろな考えがあっていい。
「それは違うんじゃない?」
そんな意見だって大歓迎です。
その会話から、また次の形が生まれるかもしれませんから。
実現に近づけるために
私は日々、3Dプリンターでものを作ったり、カードを作ったり、展示の仕方を考えたり、いろいろな人と話をしたりしています。
一見すると、HOTARU SUPPORTとは関係のないことをやっているように見えることもあるかもしれません。
でも私の中では、その一つひとつが、この考えを少しでも実現に近づけるための試みです。
頭の中だけで考えていても、見えないものがあります。
実際に作ってみる。
人に見てもらう。
話を聞く。
そしてまた考える。
うまくいかなければ、違う方法を試してみる。
その繰り返しの中から、今まで想像していなかった形が生まれるかもしれません。
だから、今作っているものが、そのままHOTARU SUPPORTの完成形になるとは限りません。
むしろ私は、その先にまだ見えていない景色があることを楽しみにしています。
そして、もう一つ。
HOTARU SUPPORTが、その答えになるのかも分かりません。
もしかすると、これを見た誰かが、もっと良い方法を思いつくかもしれない。
もっと使いやすいものを作るかもしれない。
私が考えてもいなかった方法で、「支援する人の意思が見える社会」を実現してしまうかもしれません。
それなら、それで私は大成功です。(笑)
私が作ったものを残すことが目的ではありません。
この考えから何かが生まれ、誰かがさらに先へ進めてくれたなら、それでいい。
HAMARISEへようこそ!
現在、このHOTARU SUPPORTの試作や、これまでの歩みの一部をHAMARISEに展示しています。
興味を持った人には、ぜひ実物を見てほしい。
そして、ぜひ絡んできてほしい。(笑)
ここで実物を見ながら、いろいろな人と話をする。
その会話もまた、HOTARU SUPPORTを次へ進めるための大切な試作の一つだと思っています。
さて。
あなたの街に、こんな灯りがあったら?
答えは、まだありません。
HOTARU SUPPORT。
まだまだ、試作の途中です。
しかし……
なんか、ついに出しちゃったな。(笑)
まあ、いいか。
ここからまた始めればいい。

