「もう嫌!」と言いながら、私はニヤついていた。沖縄3日目
沖縄旅行3日目。
さて、今日はどこへ行こうか?
毎度のことながら、我が家の旅行は予定をびっしり組んでいるわけではありません。
その日の朝、その日の気分で、
「さて、次は?」
これで動きます。
この日、最初に向かったのは読谷村。
娘がネットで見つけた「そらいる沖縄」という雑貨屋さんです。

カーナビを頼りに向かったのですが、なかなか分かりづらい場所にある。
どうやら私は途中で入口を通り過ぎてしまったようなのですが、ナビはそのまま目的地の裏側へと私たちを誘導。
そして、
「目的地周辺です」
おい!
周辺じゃなくて入口へ連れて行ってくれ!(笑)
そんなこととは知らない私は、ちょうど目の前に複数の駐車スペースを発見。
「ここか?」
と車を停めてみたものの、どうも様子がおかしい。
……ん?
人んちじゃねえか!Σ(・□・;)
これはまずい。
早々に退散し、狭い道をぐるりと回って、ようやく目的地へ。
結局、お店の駐車場は店の真ん前ではなく、少し離れたところにありました。
入口を通り過ぎた私も悪い。
でも裏側まで連れて行って、
「目的地周辺です」
で終わらせるナビも、どうなんだ?(笑)
それでも無事に到着した「そらいる沖縄」。
小さなお店ですが、いろいろな作家さんの作品が並んでいて、雑貨やものづくりが好きな人なら、なかなか面白い場所だと思います。
こういうところは娘がよく見つけてきます。
さて、次は?
近くにあるニライビーチへ。



いやぁ~、
綺麗です。
……以上。
いやいや、それじゃブログにならん。(笑)
でも本当に、こういう景色を目の前にすると私の言葉の引き出しがなくなるんです。
綺麗。
美しい。
すごい。
だいたいこの3種類。(笑)
ニライビーチはかなり遠浅で、ずっと先まで歩いて行ける。
そして今回あらためて感じたのですが、沖縄の海がこれほど眩しく感じる理由のひとつは、砂が白いからなんでしょうね。
空から光。
海から光。
そして白い砂浜からも光。
68歳のお目目に集中攻撃でございます。
綺麗。美しい……でも勘弁して!(笑)
さて、次は?
家族全員一致で、
古宇利島へ行こう!
となりました。
古宇利島は以前にも来ていますが、ここはもう私にとって、
無条件に美しい。


ところが今回は前回と大違い。
人が多い!
駐車場もいっぱいで、何とか第2駐車場へ滑り込みました。

そしてお昼は「沖縄食堂 空橋」へ。

本当はゴーヤチャンプルー定食を食べる予定だったんです。
ところがメニューを見ていたら、ある文字が目に飛び込んできた。
古宇利島の「平田さん家のもずく」を使った、もずくそば。
平田さん家!?
平田としては、これは素通りできません。(笑)
結局、家族揃ってもずくそば。
これが実に優しい味でした。
今回あらためて思ったのですが、沖縄の料理って、疲れている時に優しく身体に入ってきて、それでいて食べ終わる頃には少し元気になっている。
そんな料理が多いように感じます。
私の知人には「沖縄料理はちょっと……」という人も意外と多い。
でも、
私は沖縄料理が好きです。
ただし、このもずくそば。
ひとつだけ問題がありました。
一緒に入っていた、かつおの削り節。
これが歯に絡みついた。
食べ終わってもいる。
店を出てもいる。
車に乗ってもいる。
しばらく経っても――
まだいる。(笑)
味はあれほど優しかったのに、
かつお節だけは猛烈にしつこかった。
さて、今回の沖縄旅行。
私には、ひとつ大きな目的がありました。
以前沖縄で食べた、あのもずく酢。
あの時の、濃くて甘い酢の味をもう一度。
幻のもずく酢の「酢」を探す旅。
この日も捜査は続きます。
読谷村では、見たこともないような農道を走り回り「読谷ファーマーズマーケット ゆんた市場」へ。
ない。
古宇利島へ向かう途中では、道の駅許田へ。

ない。
古宇利島でも探す。
ない。
国際通りのお店で教えてもらった候補もネットで調べてみたら「非常にマイルド」。
違うんだよなぁ~。
私が探しているのは、もっとこう……
濃くて、甘くて、ガツンとくる酢なのじゃ!
もはや観光なのか、捜査なのか分かりません。(笑)
ところが、道の駅許田で今回の旅行における思わぬ大発見がありました。
もずくの天ぷら。
これが、
うまい!
私だけではありません。
家族全員、大絶賛。
しかも3口くらいで食べる大きさなのに、
なんと1個100円。
えっ、100円?
この大きさ、居酒屋で出てきたら軽く3倍、4倍くらいの値段でもおかしくない。
幻の酢を探して道の駅に立ち寄ったのに、酢は見つからず。
代わりに見つけたのが、
もずくの天ぷら。(笑)
酢を探していたら、天ぷらに当たった。
旅とは分からないものでございます。
そして今回、レンタカーで沖縄を走り回っていて気づいたこともありました。
乗り慣れない車で知らない土地を走っていると、自分で思っている以上に視野が狭くなる。
前を見て、ナビを見て、道路を確認する。
そんな私より、後部座席に座っている娘の方が、はるかに周囲をよく見ている。
「そこじゃない?」
「あっちじゃない?」
後ろから次々と指示が飛んでくる。
カーナビより優秀じゃねえか。(笑)
ところが。
一日中遊び回れば、当然みんな疲れる。
そしてレンタカー旅行には、運転手以外の人間だけに許された特権があります。
寝られるのである。
走っている途中、急に車内が静かになる。
ん?
後ろを見るわけにはいきませんが、気配で分かる。
寝てるな、お前ら。(笑)
先ほどまで高性能人間ナビとして活躍していた娘も、現在機能停止中。
唯一の頼みは助手席の息子。
私は何度か息子に言いました。
「お前が寝落ちしたら、俺も続く!」
もちろん、それだけは絶対に許されません。(笑)
だから二人で励まし合う。
どんなに疲れていても、お互い寝ないように頑張ろう。
そのためには会話を続けなければならない。
こういう状況では、普段なら完全に無視されそうな、
超絶くだらない昭和のオヤジギャグも受け入れられます。(笑)
素晴らしい親子愛でございます。
……違うか。
そしてもうひとつ、沖縄を実際に車で走ってみて意外だったのが、
北谷周辺の渋滞。
2日続けて同じような時間帯に移動したのですが、どちらも見事にはまりました。
一度など、信号が青になったのに、
全く動かない。
「おいおい、青になったぞ……^^;」
沖縄には鉄道がなく、ゆいレールも北谷までは来ていない。
どうしても移動が車に集中し、そこへ地元の車やバス、我々のような観光客のレンタカーも加わる。
なるほど。
そりゃ混むわ。
沖縄といえば、青い海を横目に気持ちよくドライブ。
もちろん、そんな道もあります。
でも、それだけではないようです。
知らない農道へ入り込む。
ナビに目的地の裏側へ連れて行かれる。
渋滞にはまる。
後ろでは家族が寝ている。
運転手は寝られない。
何度か、
「もう嫌!」
と言いました。
でもね。
その時の私は――
ニヤついていた。(笑)
結局、こういう予定通りにいかないことまで含めて、私は旅を愉しんでいるのでしょう。
そして帰り道。
幻の酢の捜査も、そろそろ決着をつけなければなりません。
最後に期待を込めて向かったのが「おんなの駅 なかゆくい市場」。

ここでも残念ながら試食はできませんでした。
それでも、これまで見てきた中では比較的「これは近いかもしれない」と思ったものを2本購入。

「山城」と「太もずくのたれ」。
よし。
今回の沖縄での現地捜査は、
これにて終了!
果たして、あの幻の味に近いのか?
判定は平塚へ帰ってから。
実際にもずくにかけて食べてみます。
もし違ったら?
その時は――
また沖縄へ来ればいい。(笑)
沖縄は逃げませんからね。
さて、沖縄最後の夜。
夕食は「炉端焼きとしゃぶしゃぶ オーシャンBoo!北谷店」へ。

この旅行では、すでに相当な量のあぐー豚を食べております。
そして最後の夜も、
あぐー豚のしゃぶしゃぶ。
うまい。
4人前食べて、
同じものをお代わり。(笑)
今回の沖縄旅行で、いったい何頭のあぐー豚を食ったのでしょうか。
そして私の沖縄での代名詞。
泡盛「北谷長老」。

これをいただきながら、沖縄3日目の夜は更けていきました。
今回もいろいろなところへ行きました。
でも、全部を見る必要なんてない。
行けなかったところがあれば、また来ればいい。
幻のもずく酢が違っていたら、また探しに来ればいい。
沖縄は逃げない。
そして何より――
まだ明日がある。
さて、最終日はどこへ行こうか?
「さて、次は?」
そんなことを考えながら、沖縄旅行3日目は終了でございます。

