未来の採用。学生に選ばれる企業になるために。

少子高齢化が進み、これからの企業の採用活動は、ますます厳しくなっていくことでしょう。

特に我々のようなIT・ソフトウェア業界では、多くの企業が大手企業のものづくりに参画することを生業としています。

もちろん、それ自体を否定するつもりはありません。

しかし、学生の皆さんから見れば、企業ごとの違いがなかなか見えてこないのではないでしょうか。

どの会社に入社すればいいのか。何を基準に選べばいいのか。

企業側も、自社の魅力を伝えようと懸命に採用活動を行っています。

学内での企業説明会、マイナビやリクナビなどの求人媒体。

しかし、採用対象となる若者の数そのものが減っていく中で、これまでと同じ手法を続けるだけでよいのだろうか。

私は改めて考えました。

「弊社に入社してください」とお願いする企業から、「ぜひ、この会社に入社したい」と思っていただける企業へ。

今から自社そのものを変革していく必要があるのではないかと。

20年近く前に始めた挑戦

私が社長に就任した20年近く前のことです。

大手企業から多くの社員が、仕事を失って帰社してきた時期がありました。

そのとき、私は思ったのです。

仕事はなくなった。

しかし、我々には長年培ってきた技術があるではないか。

その技術を、みすみす使わない手はない。

いや、むしろ積極的に使うべきだろう!

だったら、自分たちの技術を使って、自分たちのものづくりをやってやろうじゃないか。

そして、ハルにはこれだけの技術があるのだと、世の中に発信してやろうじゃないか。

こうして始めたのが、自社発のものづくりであり、その成果を世の中に発信するための展示会出展でした。

思えば、ハルの企業文化には、大手企業との永続的なものづくりの協力関係とともに、自社のものづくりを行うことが記されています。

大手企業との協力関係は、会社を支え、社員たちの生活を守るために欠かせません。

これからも大切にしていくべきものです。

しかし、それだけで会社の未来を描き続けられるのだろうか。

私は、そう問い続けています。

創業当時のハルを思い浮かべてみる

今一度、創業からのハルの姿を思い浮かべてみよう。

あの頃には活気がありました。

若さもあったでしょう。

しかし、それだけではありません。

自分たちが思い描く製品を、自分たちの手でつくっていたからです。

もちろん、これからの会社の未来を考えたとき、自社のものづくりだけを行えばよいという単純な話ではありません。

しかし、自分たちの発想でものづくりを行うことで、他社との差別化もできる。

何より、社員たちが、これまでとは違った風景を見ることができるのではないでしょうか。

自分のアイデアが形になる。

仲間とともに試行錯誤し、世の中に送り出す。

その先には、夢や希望、やり甲斐、そして自分たちが本当に求めているものが見えてくるのではないか。

私は、そんな会社の未来を思い描いています。

主語が学生であってもいい

これまでの採用は、基本的に会社が主語でした。

会社が求める人材を採用し、数か月間の集合研修を行い、それぞれの部署へ配属する。

しかし、これからは、それだけでよいのでしょうか。

学生の中には、すでに一定の技術や知識を身につけ、明確な目的や目標を持ち、それを実現するために行動する決意のある人たちもいるはずです。

「私は、こんなものをつくりたい!」

「こんなことを実現したい!」

そんな思いを持った学生が入社してきたなら、その挑戦を実現できる場を提供する企業でありたい。

会社が何をやらせたいかではなく、学生自身が何をやりたいのか。

主語が学生であってもいいではないか。

同期入社だからといって、全員が同じ教育を受け、同じような道筋を歩む必要もないでしょう。

基礎から学びたい人には、そのための環境を。

すでに挑戦する準備ができている人には、その力を発揮できる環境を。

一人ひとりの目標や能力に応じて、それぞれの未来を切り拓いていける会社。

そんな企業の姿を思い描いています。

企業が変わるには、企業の体力も必要だ

現在、私は採用活動には直接関わっていません。

しかし、もし私がこれからの採用を考える立場にあるならば、数年かけて企業そのものを変革していくでしょう。

まずは、現在の事業でしっかりと売上を伸ばし、会社の体力をつける。

その経営基盤の上で、自社発のものづくりをさらに進め、社員たちが挑戦できる環境を整えていく。

一朝一夕に実現できる話ではありません。

しかし、採用がますます厳しくなってから慌てるのではなく、今から行動を起こすべきではないか。

そして、もしこの変革がうまくいけば、従来のような採用活動に多くの力を注ぐ必要もなくなるかもしれません。

では、そこで生まれた余力をどこに注ぐのか。

新たなものづくりや、社員たちが自分の目標を実現できる環境づくりに注げばいい。

その取り組みが、また新しい仲間を迎えることにつながっていく。

そんな循環を生み出せたら、面白いではありませんか。

年中門戸開放!

そのために、採用のあり方も変えていきたい。

「何月何日に企業説明会を開催します。参加してください」

それだけではなく、

「興味を持ったら、いつでも訪ねてきてください!」

もちろん、双方のスケジュール調整は必要です。

しかし、企業側が決めた日程だけに限定する必要はないでしょう。

年中門戸開放です。

ちなみにハルでは、現在でも、気になることがあれば何度でも企業訪問していただけます。

幹部社員による一方的な会社説明ではなく、一般社員とざっくばらんに会話することもできます。

本音トーク、大歓迎です。

こうした取り組みを生かしながら、年間を通じて学生の皆さんを迎え入れられる企業にしていけばよいと思っています。

そして、ハルをもっと知っていただく

もう一つ、企業として欠かせない努力があります。

それは、ハルという会社の知名度を高めることです。

どれほど魅力的な企業になっても、その存在を知られていなければ、入社したいと思っていただく機会すら生まれません。

だからこそ、自ら行動する。

ものづくりに挑戦する。

展示会に出展する。

大学や地域、さまざまな企業との交流を広げる。

そして、ハルが何を考え、何に取り組み、どこを目指しているのかを、世の中に発信していく。

単に社名を覚えていただくだけではありません。

「ハルって、こんなことをやっている会社なんだ!」

そんな興味を持っていただける企業になりたいのです。

もっともっと、愉しもうじゃないか!

結局のところ、もっともっと頑張らなければならないのは、ハルという会社の方なのです。

ただし、私の言う「頑張る」には、少々違った意味があります。

それは、愉しむこと。

新しいことを考える。

思いついたら、やってみる。

人と出会い、話をする。

そこから、また新しい可能性が生まれる。

そんな毎日を、私は愉しみたいのです。

これからも、まだまだ多くの人との出会いを重ねていこうと思っています。

貴方とも、貴方とも出会いたいと思っています。

ハルという会社。

ハルという会社の取り組み、姿勢、実態、そして目指しているもの。

包み隠さずお話しします。

未来の仲間を迎えるために、まずは我々自身が未来に向かって行動しようじゃありませんか。

そして、その変革を思いっきり愉しもうじゃありませんか!

kimamana-jiyujin-1957

創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。 ※ちなみに私のお渡しする名刺の裏側には怪しい鳥が羽ばたくイラストが描いてあります。それは会長ならぬ怪鳥を表しています。日々怪しく飛び回る鳥の如くなのです。(笑)

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