「幕張メッセで見つけた日本の未来」
久しぶりに幕張メッセへ足を運んだ。
目的はAI Native Expo 2026。
しかし正直に言うと、AIそのものにはそれほど驚かなかった。
これまでAI関連の展示会には何度も足を運んでいる。
「生成AIを使って〇〇ができます」
「AIで業務効率化できます」
そうした話は、ある意味見慣れた風景になりつつある。
もちろん重要な技術だ。
しかし今回、私の心に残ったのはAIではなく人だった。
まず出会ったのは、自社でAIモデルを開発している若い技術者たち。


ChatGPTの話になった時、
「そんなもの使いませんよ」
と平然と言ってのけた。
最初は耳を疑った。
しかし話を聞けば聞くほど納得した。
彼らはAIを使う側ではなく、AIを作る側だった。
その技術への自信。
その尖り方。
実に面白い。
別のブースでは東大・慶應発のスタートアップ企業に出会った。

説明してくれたCEOは現役学生。
しかも大学を休学して会社を立ち上げたという。
私の学生時代なら、休学といえば放浪の旅だった。
今の若者は会社を作るらしい。
時代は変わった。
しかし挑戦する精神は変わらない。
さらにベトナム企業の日本法人とも出会った。

こちらは30年選手のベテラン。
話の最後にこう言われた。
「今度、壁打ちしましょう。」
実は私はこういう言葉が大好きだ。
何かを売るのではない。
一緒に考える。
一緒に整理する。
そういう会話の方が面白い。
今回の展示会で見たのはAIだった。
しかし持ち帰ったのは人だった。
技術に絶対の自信を持つ若者。
休学して起業する学生。
国境を越えて挑戦する技術者たち。
日本もまだまだ捨てたものではない。
そして68歳の爺さんは、そんな若者たちからしっかり元気を分けてもらったのである。
遠かったけれど、幕張まで来て良かった。
追記
久しぶりに「アンチ!」という言葉を聞いた。

しかも本人たちは実に楽しそうだった。
誰かに迎合するのではなく、
「いやいや、俺たちは俺たちですから。」
そんな空気が漂っていた。
正しいかどうかは知らない。
成功するかどうかも分からない。
でも、あの尖り具合は実に気持ち良かった。
少なくとも68歳の爺さんは、しっかり元気をもらったのである。(笑)
