今日は、まだ見ぬ君に出会えた。
今日は、なかなか濃い一日だった。
以前から気になっていたある品物を、ついに手に入れることができた。
これまで写真や情報だけは見ていたのだが、なかなか実物に触れる機会がなかったものだ。
「手に入るだろうか」と半ば諦めていたものでもある。
実は最初から順調だったわけではない。
ネットの情報を頼りに、まずある場所へ向かったのだが、そこには求めていたものが置いていなかった。
ぽつんと東京駅で立ち止まり、改めてスマートフォンで検索をする。
「さて、どうしたものか。」
情報というものは便利なようで、時に当てにならないこともある。
とはいえ、ここまで来たのだから引き下がるわけにもいかない。
もう一度検索をかけ直し、今度は少し確度の高そうな場所へ向かうことにした。
結果的に、この判断が当たりだった。
ようやく探していたその品物を手にすることができたのである。
やはり、実物というのは大きい。
画像や説明で知っているつもりでも、手に取り、触れ、じっと眺めてみると、そこにはまったく別の情報がある。
素材の柔らかさ、厚み、構造、バランス。
そういったものが一瞬で理解できる。
そして何より面白いのは、その瞬間から頭の中で「自分ならどうするか」が動き始めることだ。
実際に触りながら、
「この部分はこうした方がいいかもしれない」
「ここをこう変えれば、もっと意味が出るのではないか」
といった具合に、次々と具体的なアイデアが浮かんできた。
さらに面白いのは、今の時代だ。
思いついたことをその場で生成AIに投げてみると、簡単なイラストやイメージにして確認することができる。
頭の中のぼんやりした構想が、あっという間に“見える形”になる。
もちろん、これが正解かどうかはまだ分からない。
ものづくりというのは、そう簡単に答えが出るものではない。
ただ確かなことは、こうして思考を止めずに進めていくことで、自分の描いている世界に少しずつ近づいているという感覚があることだ。
そしてもう一つ、今日とても大きな気づきがあった。
知り合いと話をしているうちに、今進めているこの取り組みを披露する場について、思いもよらない視点が見えてきたのだ。
これまでは身近なところで考えていたが、もしかするともっと大きな舞台でも成立するのではないか。
そんな話になった。
もちろん、今の段階ではまだ構想に過ぎない。
大げさだと言われるかもしれない。
けれど、もし本当に実現できたなら、国内だけでなく、世界の人たちにも見てもらえるような場になるかもしれない。
そんな可能性を感じることができたのも、今日の収穫だった。
そして、ずっと悩んでいた「主役」の部分も、ようやくすっきり整理できた。
一つに絞るのではなく、二つの存在を主役にすることで、全体の世界観がとても綺麗にまとまったのだ。
今日は、いろいろな意味で前に進んだ一日だった。
まだ形になっていない部分も多い。
これから修正も、試行錯誤も続くだろう。
それでも、確かに言えることがある。
今日は、
まだ見ぬ君に出会えた日だった。
