息子が作った10秒の未来

息子がGeminiを使って動画を作ってくれた。

そこに映っていたのは私とぽぽまる。

江の島の見える砂浜をのんびり歩いている。

最初は単純に、

「へぇ、こんな動画が作れるのか」

と思った。

しかし、しばらく眺めているうちに別のことを考え始めた。

実は、この動画の中の風景は現実には存在しない。

江の島は実在する。

ぽぽまるも実在する。

私も実在する。

しかし、リードを付けずに浜辺を自由に歩くことは出来ない。

それは飼い主として守るべきルールだからだ。

つまり、この動画は空想の世界を描いているわけではない。

現実に存在するものを使いながら、

現実では実現できない風景を描いているのである。

ここに私は可能性を感じた。

AI動画の価値はドラゴンを飛ばしたり宇宙戦争を描いたりすることだけではない。

「こうだったらいいな」

を映像として共有できることではないだろうか。

人は誰しも理想の風景を持っている。

会いたい人。

行きたい場所。

実現したい未来。

そんな頭の中の風景を動画として描ける時代がやってきた。

今回の動画はたった10秒だった。

しかし私には、

AIが作った動画というより、

人が心の中に描く世界を、自らの手で表現できる時代になったことを実感した。


【追記】

実はこの絵コンテ、ChatGPTとの会話の中から生まれたものである。

最初は単純だった。

「江の島を背景に、私とぽぽまるが砂浜を散歩する動画を作れないだろうか?」

そんな雑談から始まった。

するとChatGPTが、まず動画そのものではなく絵コンテを提案してくれた。

30秒の動画を想定し、

・どの方向に歩くのか

・カメラはどこから撮るのか

・どのタイミングで振り返るのか

・最後はどんな表情で終わるのか

そんな内容を整理しながら、一枚のPNG画像としてまとめてくれたのである。

ここまでは実に簡単だった。

ところが、その先で現実にぶつかる。

私はChatGPT Plusを契約している。

当然のように、

「ここまで出来たのだから、そのまま動画も作れるのでは?」

と思った。

しかし現時点の私の環境では、画像生成までは出来ても動画生成までは出来ないようだ。

となると次の方法は、

ChatGPTで絵コンテやシナリオを作成し、

別の動画生成AIへ渡して動画化する。

という流れになる。

もちろん動画生成AIにも様々なサービスが存在する。

しかし利用者の立場からすると正直こう思う。

「そこまで作ったなら最後までやってくれ!」

である。

絵コンテはChatGPT。

動画は別の生成AI。

音楽はまた別。

となると、今度は複数のサービス契約が必要になってくる。

便利になったようで、少々面倒でもある。

ただ、その一方で改めて感じたこともある。

ほんの少し前までなら、

絵コンテを描く人。

撮影する人。

編集する人。

それぞれ専門家が必要だった。

それが今では、私のような普通の爺さんが朝4時からAIと雑談しながら、

「ぽぽまると江の島を散歩する30秒動画」

の企画を形に出来てしまう。

これはやはり凄いことだと思う。

動画が完成するかどうかよりも、

自分の頭の中にある情景を、ここまで具体的に形に出来るようになったことの方が驚きである。

人が心の中に描く世界を、自らの手で表現できる時代。

昨日の記事を書きながら感じたことは、決して大げさではなかったようだ。

kimamana-jiyujin-1957

創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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