これからの時代を生き抜くための”仲間”
最近、私は「仲間」という言葉について考えることが多くなりました。
私はM&Aにはあまり積極的ではありません。
もちろん、M&Aそのものを否定するつもりはありません。
後継者不足など、さまざまな事情から、その道を選ばざるを得ない企業があることも理解しています。会社やそこで働く人たちを守るための、大切な選択肢の一つであることも事実です。
ただ、私自身、これまで多くの同業者を見てきました。
M&Aによって会社は存続しても、それまで長い年月をかけて築き上げてきた企業文化が変わってしまう姿も見てきました。
会社には、それぞれの歴史があります。
考え方があります。
そして、そこで働く人たちが育んできた文化があります。
私は、その企業文化を大切にしたいと思っています。
だから私が目指したいのは、一つの会社になることではありません。
「仲間になること」です。
営業、教育、採用。
製品づくり、展示会への参加。
補助金の活用、特許や商標の取得、ISMSなどの認証取得。
協力できることは、実はいくらでもあります。
しかも、これらには「これが正解」という答えはありません。
だからこそ、
「こんな営業方法を試してみた。」
「この展示会は良かった。」
「この補助金は活用できそうだ。」
「特許はこんな流れだった。」
「ISMS取得では、ここが苦労した。」
そんな経験を仲間同士で共有することには、大きな価値があります。
だからといって、企業文化まで同じにする必要はありません。
それぞれの会社には、それぞれの強みがあります。
それぞれの考え方があります。
そこは、お互いに尊重すればいい。
市場では、それぞれが自社の技術やサービスで正々堂々と勝負する。
しかし、市場の外では、仲間として知恵を出し合い、お互いの挑戦を応援する。
私は、そんな関係があってもいいと思っています。
お互いに食い合うのではなく、お互いを高め合う。
企業文化を大切にしながら、それぞれが新しいことにチャレンジし、発展していく。
それが、これからの時代を生き抜くための一つの形ではないでしょうか。
私はこれからも、そんな「仲間」を大切にしながら、新しい挑戦を続けていきたいと思っています。

