「人とつながり、形を生み、未来へ残す。」
私は日々の活動の主軸を「人との出会い」に置いている。
では、その目的は何か。
つながりを増やすことだ。
そしてその結果として、
人と人をつなぐことができる。
以前も書いたことがあるが、
私は仕事の話が来たときに、基本的に断らない。
もちろん、自分の会社で出来る仕事であれば受ける。
しかし出来ない場合でも、そこで終わりにはしない。
「それなら、この会社が合うかもしれませんよ」
そう言って、応えられそうな企業を紹介する。
それはソフトウェア業界に限らない。
製造業でも、町工場でも、全く別の分野でも構わない。
とにかく、目の前の“つながり”を止めない。
私はそのために、人と出会っている。
そして今回のご紹介も、私の日々の行動による出会いから生まれたものだ。
私は最近、大田区産業振興協会さんのご紹介で、歴史ある実力派の町工場を紹介していただき、現在試作品を作ってもらっている。
ただ、ここには大きなハードルがある。
平面的なものであれば、予算内で十分に対応していただける。
しかし、立体的なものになると一気に話は変わる。
「それなら金型ですね。」
この一言で、状況が一変する。
金型となれば金額は跳ね上がり、その時点で試作品は断念せざるを得ない。
しかし、ふと立ち止まる。
これだけ3Dプリンターが普及している時代に、
試作の段階で本当に金型が必要なのだろうか。
“まず触って確かめる”ことが目的であれば、
金型を使わずとも形にできるはずではないか。
そう思い、金型でしか無理と言われた箇所については、
自分で図面を引き、自社の3Dプリンターで作ることにした。
ところが、ここでも新たな課題に直面する。
試作品とはいえ、
決して適した素材で作れているわけではない。
強度、質感、しなり、耐久性。
実際に使う素材とは違うため、
「形はできたが、これで良いのか?」という違和感が残る。
金型に進めば精度は出るが、コストが合わない。
3Dプリンターで作れば形は出るが、素材が合わない。
このあいだに、ぽっかりと“空白の領域”がある。
試作とは、本来もっと自由でいいはずだ。
失敗していい。
何度も作り直していい。
そのための方法が、まだ十分に整っていない。
町工場には素晴らしい設備と技術がある。
一方で、私は自由に試す手段を持ち始めている。
この二つがうまく噛み合えば、
もっと面白いものづくりができるはずだ。
まだ答えは出ていない。
だが、この違和感こそが次の一歩になる。
ここで、「つなぐ」「生み出す」と続いてきた流れの中で、
私が秘かに始めている活動をご紹介したい。
これは今後、ブログの中でたびたび出てくることになると思う。
我が家の出は鹿児島だ。
原点である。
鹿児島では、自分のことを「あたい」と言ったりする。
その言葉に、もう一つの意味を重ねた。
これからの時代、AIという存在は切っても切れない。
そこで、
「私」と「AI」を重ねて
ATAI
と命名した。
そしてもう一つ、大事なことがある。
“あたい”は私自身であり、出会った貴方自身でもある。
この活動は、私一人のものではない。
関わるすべての人が、その瞬間の“あたい”になる。
■ つなぐ人
人・技術・企業・アイデアを結び、
新しい価値を生み出す役割。
企業と企業をつなぐ
技術と用途をつなぐ
人と人のご縁をつなぐ
異なる分野を組み合わせる
単なる紹介ではない。
“化学反応”を起こす人である。
■ 生み出す人
アイデアを形にし、
まだ世の中にないものを具体化する役割。
思いつきを試作する
技術を組み合わせて形にする
机上の話を現実に落とす
「まずやってみる」を実行する
0を1にする人。動きながら創る人。
■ 残す人
経験・思想・歴史を言語化し、
未来へと伝える役割。
過去の技術や開発の記録
人とのご縁や出来事
経営や現場の気づき
これからの世代へのヒント
埋もれる価値を、未来に渡す人。
■ 3つの関係性(重要)
つなぐ → 生まれる
生み出す → 形になる
残す → 未来へ続く
ご縁をつなぎ、形にし、未来へ残す。
私は、この3つを基本とする活動をこれから進めていく。
つなぐ。
生み出す。
そして、残す。
この循環の中で、価値は生まれ、形になり、未来へと受け渡されていく。
出会った人たちとは、いつも対等な立場で接していきたい。
依存せず、無理もせず、しかし確かな信頼でつながる関係。
それぞれが自立しながらも、必要なときに手を取り合える。
そんな“良い距離感を持った仲間”として、
これからもお付き合いさせていただきたいと考えている。
そしてその中から、また新しい何かが自然に生まれてくるはずだ。
さて、最後にひとつ。
■ あなたは、誰と未来を歩みますか?
