「サバ缶、宇宙へ行く」を見て、改めて思ったこと。
普段、私はあまりテレビドラマを見ません。
ところが今回は珍しく録画していた「サバ缶、宇宙へ行く」を最後まで見ました。
実話をもとにしたドラマということもあり、興味を持って見始めたのですが、私の心に残ったのは「サバ缶が宇宙へ行った」という結果ではありませんでした。
私が感動したのは、その夢を15年間つなぎ続けた人たちの姿です。
最初に「やってみよう」と言った先生。
その夢に賛同した生徒たち。
卒業しても実現できなかった夢を後輩へ託した先輩たち。
そして、そのバトンを受け取り続けた後輩たち。
もし、そのどこか一つでも欠けていたら、宇宙飛行士が宇宙で地元のサバ缶を食べ、「おいしい」と言う日は来なかったでしょう。
私は見ながら、ずっと考えていました。
もし15年では完成しなかったらどうだったのだろう。
20年、30年かかったとしても、後輩たちは挑戦を続けただろうか。
もちろん答えは分かりません。
でも私は、子どもたちは挑戦し続けるのではないかと思いたいのです。
むしろ、「もうやめましょう」と言うのは大人の方ではないだろうか。
そう考えながら見ていました。
そして改めて思いました。
私が普段から大切にしている行動指針は、やはり間違っていなかったと。
つなぐ。
つくる。
のこす。
これはHOTARU SUPPORTだけの話ではありません。
私自身が仕事でも人生でも大切にしている基本形です。
人をつなぐ。
新しいものをつくる。
そして、その経験や仕組みを次の世代へ残す。
この三つがそろって初めて、一人の挑戦がムーブメントへと変わっていくのだと思います。
そして、もう一つ改めて思ったことがあります。
成功に導くのは、あきらめの悪い連中、しつこい連中。
私自身、HOTARU SUPPORTの前身となるアイデアを何年も考え続けてきました。
途中で何度も形を変えました。
でも目的だけは変えませんでした。
「あきらめが悪い」と言われれば、その通りです。(笑)
しかし、ドラマを見て確信しました。
夢を現実にするのは、才能だけではありません。
最後まで諦めず、次の世代へとバトンを渡し続ける人たちなのだと。
私も会社の代表を退き、会長という立場になりました。
これまで展示会では自社のブースに立ち、多くの方と出会ってきました。
これからは、そのステージをHAMARISEへ移そうと思っています。
私が主役になる必要はありません。
学生や研究者、中小企業の皆さんが主役になればいい。
私はその人たちをつなぐ役割を担えれば、それで十分です。
その活動が、未来のハル・エンジニアリング株式会社の後方支援にもつながれば嬉しいです。
もちろん、将来は「会長の支援なんて必要ありません」と言われる会社になってくれることも期待しながら。(笑)
「サバ缶、宇宙へ行く」は、一つの地域の物語ではありませんでした。
挑戦を未来へつなぐ物語でした。
だから私は、このドラマを見て改めて思いました。
やはり、これからも私は「つなぐ、つくる、のこす。」を愚直に実践していこう。
それが、私の行動指針です。

