娘よ、誕生日おめでとう。
昨日、8月14日は娘の誕生日でした。
ということで、家族で誕生日のお食事会。
向かったのは、地元茅ヶ崎にある「MOKICHI FOODS GARDEN(モキチフーズガーデン)」です。
地元では有名なお店なので、ご存じの方も多いと思います。
我が家も何度も利用していますが、ここは好きなお店のひとつです。
何がいいのか?
もちろん、料理が美味しい。
熊澤酒造が手掛けるお店ですから、お酒も美味しい。
地元の食材を使った料理も楽しめます。
でも、私がこのお店を好きな理由は、それだけではありません。
とにかく、雰囲気がいいのです。
茅ヶ崎駅から歩いて5分ほど。
街中を歩いていたはずなのに、突然、緑に囲まれた空間が現れます。





そして建物は、戦前から続いた木造の精麦工場を再利用したもの。
古い建物を壊して新しくするのではなく、その建物が過ごしてきた時間まで含めて、新しい場所として生かしている。
古い機械なども残されていて、それらもこの場所の雰囲気の一部になっています。
こういうの、私は好きなんですよね。
席に座って、
「ああ、なんか心地いいな」
そう感じたら、私の場合はもう合格点です。(笑)
そして、雰囲気というのは建物や内装だけではありません。
そこで働いている人たちも含めて、お店の雰囲気だと思っています。
このお店はスタッフの教育もしっかりされているのでしょう。
混んでいるにもかかわらず、動きに無駄がありません。
「酒、遅いな」
「料理、まだかな?」
「追加注文したいんだけど……」
そんなふうに感じる場面がほとんどない。
誰かがちゃんとお客さんの状態を見ていて、必要なところへ指示が飛んでいる。
……ように見える。
はい。
こういうところを食事中にも観察している爺さんです。(笑)
昨日もちょっと苦手な食材が入っている料理があったので、
「これ、抜いてもらえます?」
とお願いしたら、注文を取りに来たお姉さんが一瞬、
「はいっ?」
という表情。(笑)
そりゃそうですよね。
でも、こちらの意図を理解すると、
「○○ですね」
ときちんと確認してくれました。
そして希望どおりの料理が出てくる。
こんな何気ないやり取りも実に気持ちがいいのです。
ピザなどは、注文してから焼き上がるまで当然時間がかかります。
でも、ここではピザを焼いている窯も客から見える。
すると不思議なもので、待たされているという感覚があまりありません。
「あそこで焼いてるな」
なんて眺めている時間そのものが楽しい。
これも一つの演出なんでしょうね。
私は以前から、料理というものは、料理そのものの味だけで決まるものではないと思っています。
もちろん素材は大切。
料理人の腕も大切。
工夫も大切です。
でも、そこに何か「+」が加わると、料理やお酒にも、さらに“うま味成分”が加算されるような気がするのです。
建物。
緑。
照明。
音。
スタッフの表情や動き。
料理が出来上がっていく様子。
そして、一緒に食事をしている人との会話。
そんなものが全部混ざり合って、最後に、
「いやぁ、美味しかった」
になるんじゃないでしょうか。
考えてみれば、人は料理だけを食べているわけではないんですよね。
その場所で過ごす時間そのものを味わっている。
モキチフーズガーデンは、私にとって、気持ちよくお酒を飲んで美味しい料理を食べるだけのお店ではありません。
その場の雰囲気そのものに、気持ちよくさせてもらえる場所です。
熊澤酒造は、昔から香川にあった地元の酒蔵。(茅ケ崎の香川ね…)
そんな地元の酒蔵が、お酒を造るだけではなく、こうして人が集まり、飲んで、食べて、語って、ゆっくり過ごせる場所をつくっている。
地元民の憩いの場。
そんな表現が似合うような気がします。
さて。
肝心の昨日の誕生日会ですが……。
もちろん、しっかり食べて、しっかり飲みました。(笑)











写真を見ると、
「ずいぶん食べたな!」
と思われるかもしれませんが、我が家としては今回は少ない方です。
おいおい……。
普段どれだけ食うんだよ!
という突っ込みは受け付けません。(笑)
そして、このお店には2時間という時間制限があります。
我が家は普通のお店なら、食べ終わったら比較的さっさと出てしまう方です。
ところが、ここだけは珍しくラストオーダーまでいます。
それだけ居心地がいいということなのでしょう。
ただ、一つだけお願いできるのであれば……。
2時間じゃ足りません。
できれば、
3時間ください。(笑)
娘の誕生日にかこつけて、今日は地元茅ヶ崎のお気に入りのお店をご紹介してみました。
家族で美味しい料理を食べ、美味しいお酒を飲み、のんびり話をする。
そんな時間を過ごせる場所が地元にある。
こういう場所が地元にあるって、いいよね。
娘よ、誕生日おめでとう。
そして、ごちそうさまでした。
