朝5時から生成AIと格闘。そして、ようやく完成した画像を見て思った。「これじゃダメだ!」

さて本日は、朝の5時から画像生成AIと向き合っておりました。

何をしていたのかというと、ある専用の画像作りです。

一般的なイラストなら、今の画像生成AIは本当に優秀です。

「こんな雰囲気で」
「こんな人物を」
「こんな場所で」

そうお願いすれば、ちょちょいのちょい。

私なんぞが自分で描こうものなら何時間かかるか分からないものを、あっという間に作り上げてくれます。

いやはや、大したものです。

ところがです。

オリジナルの画像を作ろうとして、こちらの要求が細かくなってくると、途端に様子がおかしくなる。

ものの見事に期待を裏切ってくれます。

「ここは、このままでお願いします」

「分かりました」

「背景だけ変えてください。他は絶対に弄らないでね」

「承知しました」

そして出来上がった画像を見る。

弄っとるやないかい!

背景だけを変えてほしかったのに、肝心の画像まで微妙に変わっている。

「いやいや、そこは変えちゃダメなのよ」

もう一度説明します。

すると生成AIは実に素直です。

「おっしゃる通りです」

そうかそうか。
今度こそ分かってくれたか。

再びお願いします。

出来上がった画像を見る。

また弄っとるやないかい!

私は自分で言うのもなんですが、超が付くほどしつこい人間です。

こうなると、

「出来ないわけがない」

と思ってしまう。

私の指示の仕方が悪いのではないか?

もっと分かりやすく伝えれば出来るのではないか?

しまいには生成AIに下手に出ます。

「ごめん。私の指示の出し方が悪いんだね」

生成AI相手に謝る爺さん。

なんとも平和な光景です。

ただし、その頃には私のはらわたは煮えくり返っております。

それでも、

「じゃあ、こう言えば分かるかな?」

「これならどうだ?」

「先にこっちを作って、それから重ねたら?」

と続ける。

朝5時から始めて、気が付けば昼の12時。

7時間ぶっ通し。

我ながら、よくやるものです。

でも、ここからが面白い。

何度も失敗させながら、いろいろな方向から画像生成を要求していると、

「あれ?」

と思うことが出てきました。

例えば、一枚の画像の背景だけを変えてほしいと頼む。

人間なら、画像編集ソフトで背景とその上に載っているものが別々になっていれば、背景だけを差し替えればいい。

ところが生成AIは、背景を変えた途端に、その上にあるものまで変えてしまう。

光り方が変わる。

色が変わる。

形まで微妙に変わる。

頼んでもいない演出まで加わる。

そこで思うわけです。

「なるほど。お前、そういう作り方をしているのか?」

もちろん私は、生成AIの内部で実際に何が行われているのか知りません。

でも、いろいろな角度から同じような要求を繰り返していると、出来上がってくる画像から、その道具の“癖”のようなものが少しずつ見えてくる。

「少なくとも、人間が画像編集ソフトでレイヤーを扱う感覚とは、かなり違うんだな」

そんなことが見えてきます。

これが面白い。

作りたいものが出来ない。

腹が立つ。

非常に腹が立つ。

私は殴ったりしません。

蹴りは入れますがね。

もちろん本当に蹴る相手はいませんので、ご安心ください。

ところが、不思議なもので、

「なんで出来ないんだ!」

から、

「なんで、こうなるんだ?」

に変わった瞬間、遊びが始まるのです。

こういう指示を出したら、どこが変わる?

じゃあ、逆からやったらどうなる?

先に背景を作ったら?

画像を別々にしたら?

色だけ変えたら?

同じことを別の生成AIにやらせたら?

そうやって試していると、当初作ろうとしていた画像とは別のところに、次から次へと興味が湧いてくる。

実際、別の生成AIに同じようなことを頼んでみると、

「あれ? こっちは簡単に出来るじゃないか」

ということまでありました。

なるほど。

生成AIと一口に言っても、得意なことも、苦手なことも違うらしい。

だったら使い分ければいい。

一つの道具ですべてをやる必要なんてありません。

ところで。

このブログ記事を書いている現在、

17時31分。

実は午後の部でも、まだ生成AIとやり合っております。

闘っている?

いや、仲良くしている?

ディスカッション?

ディベート?

作戦会議?

バトル?

……。

たぶん、全部です。

朝5時から付き合っているのですから、考えてみれば大したものです。

本当に嫌なら、とっくにやめています。

そして実は。

朝から散々苦労していた画像ですが、

ようやく形にすることが出来ました。

頭の中にあったものを、どうにか目の前に出すところまで辿り着いたのです。

長かった。

何度もやり直した。

はらわたも何度か煮えくり返った。

そして、ようやく出来上がった画像を眺めました。

そこで私は思いました。

「これじゃダメだ」

おい!

朝5時から何時間やっとったんじゃ!

自分でも笑ってしまいます。

でもね。

ここまで来なければ、「これじゃダメだ」ということすら分からなかったのです。

頭の中だけで、

「こんな感じかな?」

「あんな感じかな?」

と考えているうちは、分からない。

実際に形にして、自分の目の前に置いて、初めて見えるものがある。

そして、

「違う。私が見たかった景色は、これじゃない」

と分かった。

だったら、また違う景色を見に行けばいい。

ここまで作ったものが無駄になったとは、まったく思いません。

むしろ逆です。

ここまで来たから、次へ行ける。

また違う方法を試してみる。

また別の方向から作ってみる。

そしてまた生成AIに、

「ここだけは絶対に弄るなよ!」

と念を押す。

生成AIはきっと、

「承知しました」

と答えるでしょう。

そして――

弄るのでしょう。

そのとき私は、また蹴りを入れるのでしょう。

でも。

楽しいのです。

これは強がりでもありません。

負け惜しみでもありません。

嘘偽りなく、楽しいのです。

思い通りにならないから考える。

出来ないから別の方法を探す。

失敗するから、その道具の癖が見えてくる。

ようやく形になったと思ったら、

「これじゃない」

と気付く。

そして、また次の景色を見たくなる。

考えてみれば、私は完成した画像だけが欲しいわけではないのかもしれません。

「こうしたら、どうなる?」

その繰り返しが楽しいのです。

生成AIのおかげで、昔なら簡単には形に出来なかったものを、次から次へと目の前に出せるようになりました。

確かに私は、ずいぶん楽をしています。

その一方で、楽になった分だけ、

余計なことを次から次へと考えるようになりました。

どうやら私の脳みそは、楽になった時間を休憩には使わないようです。

さて。

次はどんな景色が見えるのでしょう。

まだまだ試してみます。

はらわたが煮えくり返ったら?

大丈夫です。

ChatGPTが便利なものを用意してくれました。

孫の手です。

「痒いところはこちらでどうぞ!」

と差し出してくれます。

ただし――

使おうとすると、目の前でポロリと落とします。

……。

拾えよ!

本日の生成AIとの作戦会議。

まだ終了しておりません。

よーそろー!(`・ω・´)ゞ

kimamana-jiyujin-1957

創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。 ※ちなみに私のお渡しする名刺の裏側には怪しい鳥が羽ばたくイラストが描いてあります。それは会長ならぬ怪鳥を表しています。日々怪しく飛び回る鳥の如くなのです。(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です