ユニバーサルデザインとは何か。

私は今回初めて、ユニバーサルデザインというものを意識して設計をしている。
だが、ある時ふと違和感を覚えた。

本当にこれは、ユニバーサルなのか。

意味を持たせる。
説明できる構造にする。
理解してもらう。

それは一見、正しいように思える。
しかしそれは、言語や前提、知識に依存している。

その瞬間、それはすでに“誰にでも伝わるもの”ではなくなる。

ユニバーサルデザインとは何か。
改めて考え直すことになった。

そこでたどり着いた一つの答えがある。

伝えるのではなく、感じられる形であること。

感じるとは何か。
それは、意味を考える前に、心や身体が反応することだ。

見た瞬間に、ふっと力が抜ける。
安心する。
表情がやわらぐ。
そして後から、「なるほどね」と意味がついてくる。

順番が逆なのだ。

伝えて理解してもらうのではない。
感じた結果として、伝わる。

この状態こそが、言語や文化を超え、すべての国の人々、さらには老若男女が、それぞれの感覚で受け取れる形であると考えている。

もちろん、伝わることを否定しているわけではない。
ただ、それを主役にはしない。

主役はあくまで「感じる」であり、
「伝わる」はその裏側で支える存在である。

ユニバーサルデザインを追求する中で、何度も何度も練り直している。
収束には至らない。

だが、それは拡散ではない。
削ぎ落とし続けている過程でもあり、
同時に、本質が別の形で現れる可能性を残している状態でもある。

正解は一つではない。
しかし、方向はある。

その方向とは、
誰もが、それぞれの形で感じられること。

すべての人に同じように伝えることではない。
すべての人が、自分なりに受け取れること。

それが、目指すべき形である。

私はこのプロジェクトにおいて、
ユニバーサルデザインとして、伝えるのではなく、感じられる形を追求する。

さて、
あなたにとってのユニバーサルデザインとは、どのようなものでしょうか。

kimamana-jiyujin-1957

創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です