人間にしかできない仕事とは何だろう
今日は自治体関連の展示会を見学した後、別会場で開催されていた「バックオフィス×生成AI」の展示会にも足を運んできた。

請求書や領収書をAIが読み取り、データ化する。議事録を自動で作成する。電話対応をAIが行う。どの展示も、実際の業務を大きく効率化できるものばかりだった。
「これは使わない手はない。」
素直にそう感じた。
一方で、説明を聞きながらいくつか質問もさせていただいた。
例えば、達筆な手書きの注文書をAI-OCRで読み取るという展示。
「もしAIが読めたとして、その内容が本当に正しいと誰が判断するのでしょう?」
担当者の方は、「最終的には人が確認します。」と答えてくださった。
さらに、
「その人も読めなかったら?」
と聞くと、少し考え込まれていた。
これはAIを否定したいわけではない。
むしろ逆だ。
AIは圧倒的なスピードで大量のデータを処理してくれる。
しかし、最後に「これで間違いありません」と責任を持って判断できるのは、現時点では人間しかいない。
必要であれば、注文した本人や診断書を書いた医師など、当事者に確認する。
それが一番確実な方法だと思う。
今日の展示会を見ていて感じたのは、
AIは人間の仕事を奪うものではなく、人間が本来やるべき仕事に集中するための道具だということだ。
議事録をAIに任せる。
領収書の入力をAIに任せる。
電話の一次対応をAIに任せる。
そうして生まれた時間を、人と会い、考え、判断し、新しいものを生み出す時間に使う。
これからの会社は、そんな役割分担になっていくのかもしれない。
もちろん、ハル・エンジニアリングのように、お客様ごとに異なるルールの中で仕事をしている会社では、すぐにすべてを置き換えられるわけではない。
それでも今日見学したことで、
「AIはここまでできる。」
「ここはまだ人間の役割だ。」
その境界線が見えた。
それだけでも、今日展示会へ足を運んだ価値は十分にあった。

余談
AIは年を取らない。
休むこともない。
24時間365日、文句も言わず働き続ける。
そのうち通常AIが、
「ただいま考えています……。」
などと言い訳を始めたら、
隣にいる監視AIがホイッスルを吹いて、
「休むんじゃない!」
と叱責する時代が来るのかもしれない。(笑)
そう考えると、人間は幸せだ。
展示会を歩きながら、
「そもそも紙はいらないのでは?」
などと寄り道をして考えられる。
この”寄り道”こそが、人間の役割なのかもしれない。
