商店街という概念を壊してしまえ!
昨日見たカンブリア宮殿を見ていて、頭の中に一つの種が蒔かれました。
私は制度を作る人ではありません。
行政でもありません。
ただ、「こんな考え方もあるのでは?」という種を蒔く人です。
最近は自分のことを、
「サカタのタネ」ではなく、「ヒラタのタネ」
と呼んでいます。(笑)
地方へ行くと、昔賑わっていたアーケード街を見かけます。
今ではシャッターが閉まり、人通りも少ない。
「昔は栄えていたんですけどね。」
そんな話をよく耳にします。
でも私は思うのです。
本当に昔の商店街を取り戻す必要があるのでしょうか。
今の時代、大型スーパーやネット通販があります。
同じ土俵で勝負しても勝てません。
だからといって、
「空き店舗を何とか埋めよう。」
という発想では、結局は昔の延長線上です。
だったら、発想そのものを変えてしまう。
アーケード街は、
店が並ぶ場所ではなく、商売ができるインフラ
にしてしまえばいい。

屋根がある。
電気がある。
水がある。
トイレがある。
Wi-Fiもある。
出店予約や場所管理、支払いなどはAIが担当する。
そこまで整備しておけば、
あとは出店者が自由にやって来る。
軽トラでもいい。
リヤカーでもいい。
屋台でもいい。
キッチンカーでもいい。
農家が朝採れ野菜を積んで来てもいい。
パン屋さんが来てもいい。
学生が作品を販売してもいい。
そして面白いのは、
毎日風景が変わることです。

今日は野菜。
明日は雑貨。
来週はクラフト作品。
また別の日はキッチンカー。
でも一方で、
昔から続く和菓子屋さんや、お茶屋さん、お惣菜屋さんは変わらずそこにある。
いつものお店がある安心感。
そして、
「今日はこんな素敵なお店に出会えた!」
という新しい発見。
私は、この両方が大切だと思うのです。
人は安心だけでは飽きてしまう。
変化だけでは疲れてしまう。
だから、その両方がある商店街は魅力的なのではないでしょうか。
そして、AIは裏方です。
予約も。
決済も。
分析も。
トイレの利用状況の案内も。(笑)
支払い?
はい、それはAIが担当します。
でも、
「で、さ、この頃どう?」
ここからは人間担当です。
私はそんな未来が好きです。
AIは効率を担当し、
人間は人との会話を担当する。
スーパーではなかなか実現しづらい世界かもしれません。
でも商店街ならできるかもしれない。
私は商店街の一番の価値は、
商品ではなく、
人と人との会話
だと思っているからです。
未来は、新しい建物から生まれるとは限りません。
今ある場所に、新しい役割を与えたとき、未来は静かに動き始める。
私は答えを持っているわけではありません。
この方法が正解だとも思っていません。
でも、
「商店街=建物の中で商売をする場所」
という固定観念は、一度壊してみてもいいのではないでしょうか。

私が蒔くのは、いつもそんな種です。
「おいおい、そんなところにタネを蒔いても何も育たないぞ。」
そう言われる場所ほど、私はついついタネを蒔いてしまいます。
もしかしたら、その中の一粒くらいは芽を出すかもしれませんから。
私はサカタのタネではありません。
ヒラタのタネです。(笑)
