【創業者エピソード:おまえの正体】

〜「おまえ」は悪口ではなく、職場の“愛称”だった〜

昨日のブログで、私が若手に向かって
「おまえ、もう喰ったのか?」
なんて言ってしまったので、
“口悪いなこの人…”
と思われたかもしれない。

でも、実はこの「おまえ」という言葉には、
私にとって 忘れられないエピソード がある。

まだ私が若手技術者だった頃の話だ。

当時は、
創業者の 水野和彦、
リーダーの K氏、
そして私の3人でよく雑談をしていた。

3人とも体育会系で、口は悪いのに妙に仲がいい。

ある日、K氏が私に向かって
「おまえね!」「おまえさぁ!」
といつもの調子で連発していた。

すると水野がふと笑って、
まるでうらやましそうにこう言った。

「K君はいいなぁ。
そうやって気軽に“おまえ!”って言えて。」

私は“そんなもんか?”と思いつつ聞いていた。

──が、ここからが本番だ。

雑談がだんだん盛り上がって、
私がいつものように
実にくだらない冗談を言ったときのこと。

水野が、反射的に私にこう突っ込んだ。

「おまえな!!」

えぇぇえええーーーっ!?

その一言を聞いた瞬間、
私は椅子から転げ落ちそうになった。

だって数分前、本人が自分で言ったのだ。

「自分は“おまえ”なんて気軽に言えない」 と。

いや社長!
めちゃくちゃ自然に言ってるじゃないですか!
と心の中で叫びつつ、
K氏と私は爆笑した。

その瞬間、私は思った。

ああ、“おまえ”って悪口じゃないんだ。
距離が近い証拠なんだ。

職場の仲間同士だからこそ出てくる、
不思議な温度のある言葉なのだと。

だから今でも、
本気で叱りたいときではなく、
むしろ 気を許している相手 に対して
つい「おまえ」と言ってしまう。

それは、あの日の雑談の延長線なのだ。

私の周りでは──
「おまえ」は悪い言葉ではない。
ちょっとした愛称なのだ。

今日も職場は平和である。

kimamana-jiyujin-1957

創業49期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2025年3月末まで社長、4月より会長となりました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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