「展示会で探しているのは製品ではなく可能性」

本日訪問したSmart Sensing2026展は、正直なところ想像していたよりコンパクトな展示会だった。

しかし、私にとって展示会の価値は規模ではない。

昔から私は気になる技術や素材を見つけると、開発元にこんなお願いをしてきた。

「提供してください。アイデアを出してものづくりをします。展示会にも出展します。その時は御社や御校の名前も紹介しますから。」

今思うと随分と厚かましいお願いである。

当然ながら最初は半信半疑だ。

「本当に作るの?」

そう思われても仕方がない。

ところが後日、展示会で私たちのブースを訪れた担当者が、

「へーっ、本当に作って出展してくれたんだ!」

と驚く。

ペテン師でも詐欺師でもないのである。

今回も振動発電や導電糸、スマートテキスタイルなど、様々な素材や技術を見ることができた。

(↑こういうのが私の琴線に触れるのである^^)

(金沢大学の振動発電モジュールは開発当初から気になっていたもので、直接教授ともやり取りをしてきました。製品化は住友金属鉱山株式会社さんなのかな・・・)

特に興味深かったのは、

「この技術を使って何か面白いことを考えてください」

という姿勢の企業や研究機関との出会いだった。

彼らは研究開発を行う。

私たちは用途を考える。

そして体力のある企業が製品化する。

これもまた立派な役割分担だと思う。

中小企業が大企業と同じ土俵で戦う必要はない。

アイデアを出す。

試作する。

世の中へ見せる。

そこから次の誰かにバトンを渡す。

そんなものづくりがあっても良いと思っている。

今回の展示会で持ち帰ったのは製品ではない。

いくつもの発想の種だった。

そして何より、脳みそのスイッチをたくさん押してもらった。

展示会とは、私にとってそういう場所なのである。

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創業50期目、横浜のIT企業ハル・エンジニアリング株式会社、代表取締役会長の平田達彦です。2026年年1月21日付けで、同業IT企業システム二コル株式会社の社外取締役に就任いたしました。ブログにて色々な情報を発信させて頂きます。「自由人として愉しむ」を基本に生きています。多くの人たちと絡んでいきたいと考えていますのでどうぞよろしくお願いいたします。愉しい人と人のネットワークの構築と愉しいものづくりを目指します。

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